From Editors No. 1893 リレー日誌あなどるなかれ! ピンクチーク。
From Editors
編集部リレー日誌
あなどるなかれ! ピンクチーク。
「チークが惜しい子が多い」
あるタレントさんの撮影で聞いた男性ヘアメイクさんの一言です。以来、ずっと気になっていました。では、正解チークとは一体何なのかと。そして、ここで懺悔します。チークメイクの鉄則“ニッと笑った時に頬が一番高くなる場所に入れる”を守り抜いてきた自分は大丈夫だと思い込んでいました。憧れのヘアメイクアップアーティスト、中野明海さんとお仕事するまでは…。
打ち合わせはまず、私のチークメイクのダメだしから始まりました。「どうしてそこに入れているんですか?」と中野さん。「え…えっと、小顔に見せたくて(赤面)」。そう、チークを広く入れれば入れるほど比例して、シェーディング力が高まると思っていた私。毎朝、せっせと頬から耳の前まで入れていたのです。けれども耳の前は、かえって顔を大きく見せてしまうNGチークゾーンだと判明! そこで、打ち合わせ中に即ファンデーションで抹消しました…。すると、なんとも顔がコンパクトに見えるではありませんか!
こうなるとみんな、“教えて、中野さん!”状態です。「目の下のクマがひどいんです」というライターさんは、クマの部分にふんわりラベンダーピンクのチークを入れることであら不思議。お疲れ顔が、パッと華やぎます。「眼鏡をかけたときのベストバランスは?」とのスタイリストさんのリクエストには、濃いめピンクの練りチークを使って、顔立ちをコンパクトに見せながらボーイッシュに見せるテクニックを伝授。その他、色っぽく見せたいときの黄金ゾーン、黒目を引き立てイノセントに見せる小技など最新ピンクチークを利用した魔法のテクをあますことなく教えてもらいました。顔立ちが格段にキレイに変わるので、トライしないと損しますよ!(D)
