寒い寒い冬休み。なるべく暖かい部屋にこもって過ごしたい人も多いのでは？　そんなおこもり時間を充実させてくれるのが、本やマンガ、そしてDVD。今週のananでは、本誌連載陣をはじめとした目利きたちが、”恋のドキドキ感を味わいたい””思い切り涙を流したい””誰かに贈り物するのにうってつけ”など、テーマ別にマイベストを紹介してくれました。今の気分にフィットする作品が必ず見つかるはずです。

また、約１年半ぶりに「村上ラヂオ」が復活！　村上春樹さんが自分の読書体験、本を読むことの楽しみについて編集部からの11の質問に一問一問丁寧に答えてくださいました。村上ファンならずとも必見！

そのほか、連載小説「ハケンアニメ！」の特別企画として、著者の辻村深月さんと挿絵のCLAMPさんとのスペシャル座談会（特別読み切り小説付き！）、朝井リョウさんと担当編集者が語る本作りの制作秘話、ドラマウォッチャーの作家・柚木麻子さんのドラマ論、ときめく女子が急増中の”書店男子”などなど、てんこ盛りの内容です。（M）

「おはようございます」
とスタジオに現れた、綾瀬さん。
細いフレームのメガネにゆったりとしたパンツ、そして足元はフラットなレザーシューズ…。
綾瀬さんの私服って、とても格好よくて素敵なんです！ そこでスタイリストさんと相談し、普段の綾瀬さんを少しポップにした雰囲気で撮影させていただくことにしました。撮影場所のイメージは、ブルックリンにあるような、倉庫を利用したブックショップ。話題の移動本屋「BOOK TRUCK」の三田修平さんに協力してもらいました。綾瀬さんお気に入りの写真集や雑誌があったので、撮影中に「近所にこんな移動本屋さんがあればいいな」としばし読みふけることも…。キュートすぎるメガネ姿の綾瀬さんをぜひ堪能してください！（D）

今回、「私にとっての特別な一冊」を教えてくださった、女優の忽那汐里さん。誌面では写真集を紹介してくださいましたが、嬉しいことに雑誌も大好きなのだそう。しかも、買った雑誌は捨てられない性分で、もう部屋が写真集と雑誌だらけ…と困ったように笑っていらっしゃいました。

そして、その「雑誌好き」がハンパじゃないってことは、リニューアルしたananを彼女が手に取った瞬間、分かりました。とても大切なものを扱うように、手で表紙をなでながら、「うわあ、紙、変わったんですね」。おお、すぐにそこに気づくとは！（同時に、普段の自分がいかに雑誌を雑に扱っているかに気づき、反省）それからとてもゆっくりと、一枚一枚ページをめくっては、「この服、可愛い～」「うわあ～」など、小さな声で感想を漏らす忽那さん。紙をめくり、写真を指さし、文字を追う、その指先の仕草ひとつひとつに、本への愛情があふれてるんです。「雑誌も、一文字一文字、全部読んじゃうから時間がかかるんです」という言葉通り、“紙に載っている言葉や写真”を全身で味わっている姿がとても美しくて、スタッフ全員、自然と「この時間を邪魔してはいけない…」という気持ちになってしまうほどでした。

個人的に近頃、読書といえば、電車の中などで“猛スピードで目を通す”ことばかりだったのですが、もうちょっと丁寧に、そしてもう少し美しい仕草で読んでみよう、と思った一日でした。（Ｙ）