2020年もまもなく年の瀬。今年は誰も経験したことのない事態に直面した、大変な1年でしたが、先行きの見えない不安も、やはりエンタメに励まされた! と実感し、今週号のananはエンタメが起こした、数々の「奇跡」を特集しています。
　
中でも私は、YouTuber・ヴァンゆんさんのグラビア撮影を担当しました。お二人の2020年の飛躍はまさに奇跡。10年越しの夢を叶えて、今年はYouTuberとしてだけでなく、テレビで大活躍のタレントとして才能を開花させました。

ゆんさんはアイドルとして、ヴァンビさんはバンドマンとして下積み時代をそれぞれ経験しているので、お互いにとって「一番辛い時間」を言葉を交わさなくてもわかっているお二人。だからこそ、互いを理解できるし、信頼しあえる関係を築いているんだなぁと、取材を通して感じました。ハングリー精神とストイックさで続けてきた、とゆんさんが語っておられた通り、奇跡は「起きる」のではなく「起こす」ものなのかもしれません。

ちなみに、お二人の「くっつくの?」「くっつかないの!?」というやきもきした関係は、部内の打ち合わせでも「まるで高橋留美子先生の世界だわ…」と、少女漫画の世界を呼び起こし、私はいてもたってもいられなくなって、実家へ本棚をあさりに帰ったのもいい思い出です。（結局、小学生の時以来に『カードキャプターさくら』を夜な夜な拝読。さくらちゃんのファッションや年上への恋心に、胸キュンを思い出しました。そうそう、この号にはCLAMP先生の大特集もありますよ!）（H）