マガジンワールド


COVER STORY No.1999

COVER STORY

ビリヤードからシャツたたみまで。
大野智さんには、「できないこと」ってあるんでしょうか?
ビリヤードのキューを手に取ると、ごくナチュラルな動作で構えに入った大野智さん。そして、ぱーーーん! と気持ちのよい音を響かせて9つの球をブレイクし、撮影は始まりました。
ビリヤードをクールにたしなむONの顔をした大野さん、そして部屋(に見立てたスタジオ)でコーヒーを淹れるなど、OFFの時間を丁寧に過ごす大野さん。今回、そんな両面を引き出すべくいろいろな撮影をさせていただいたのですが、個人的に「服をたたむ」撮影が一番印象的だったので、その様子を、読者の皆様にもお伝えしたいと思います!

まず、「お洋服をたたむ所作を撮影したいので、これ、よろしくお願いします」とシャツを大野さんにお渡ししまして。でも、シャツをきれいにたたむのって、案外難しいですよね。なので、私たちananスタッフの計画では、ゆっくりシャツを折りたたんでいく大野さんの所作をひとコマひとコマ撮影していこう、という予定になっていました。
ところが大野さん、そこで予想外の動きを見せるところがさすがでした…! シャツを「はい」と受け取ると、そのまま立った状態で、何気な~く、ぱ、ぱ、ぱ、くるり。まるでショップの店員さんのような早業で、美しくたたんでしまったのでした。その間、ものの3~4秒! あまりの早業に「あ……」とびっくりしているスタッフをちらりと見やり、「えーと、たためちゃったけど……?」と言いたげに、そして少し照れくさそうに、ニッと小さく笑っていらっしゃいました。その笑顔に、ああ、ほのぼのする……と思ったのは私だけではなかったようで、 現場にいたスタッフみんなが笑いだし、スタジオはすっかり“癒し”でいっぱいの温かい空気に包まれたのでした。「大野さん、すみません、思ったより早くて…(笑)、もう一度座った状態でゆっくりお願いします!」と笑いながらお願いすると、ご本人も笑いながらご快諾。そして撮影されたカットが本誌に掲載されています。それはもう丁寧にたたんでくださいましたので、ひとコマひとコマ、真剣な表情をお楽しみください。(Y)

ビリヤード台の横の壁には、カメラマンのアシスタントさんがモデルになって予め撮影しておいたカットがペタペタと。
ビリヤード台の横の壁には、カメラマンのアシスタントさんがモデルになって予め撮影しておいたカットがペタペタと。