マガジンワールド


COVER STORY No.2003

COVER STORY

構想&制作期間、約6か月。
「おそ松さん」表紙実現の舞台裏を語ります。

1月のとある日。「おそ松さん」のキャラクターデザイン・浅野直之さんと表紙の打ち合わせをさせていただくため、編集部3人(私、担当デスク、担当編集)で制作会社「ぴえろ」にお邪魔しました。社会的大ブームになったこのアニメ。松野家の6つ子たちにananの表紙を飾っていただく…という壮大なプランを現実にできる期待感にワクワクしつつ!

私たちには夢がありました。「おそ松さん」のポップで可愛いオープニング『はなまるぴっぴはよいこだけ』『全力バタンキュー』で6つ子たちが、松野家の居間で、銭湯で、「はぁ〜」と緩んだ絵で終わるラスト。何とも言えない、可愛らしい「あの」カンジを、なんとか表紙&誌面のグラビアで表現できないか!!!と。

初対面の浅野さんに、「この人、ガチにハマってる?」と思われているだろーなーと気を揉んでみたり、「大の大人が何を…」と自分で自分を突っ込んでみたり、もう“自意識ライジング”がはなはだしく。最初はおそるおそるご相談していたのですが、構想(妄想)を話し込むうちにだんだん熱くなり、自意識はおかまいなしに。汗。いかに「おそ松さん」にヤラレているか、心を打ち抜かれているか、好きか! LOVEか! を語りだし、前のめり。その、あまりの熱さ(=イタさ)に、浅野さんは後ずさり。それをヨコでみていた担当編集2人は、同じく愛が溢れているはずなのに、私の圧の強さを生温かく傍観。という、なんともぶっとんだ打ち合わせに。そのイタさに同情してくださってか、共感してくださってか、「…やってみます」と浅野さん。無事にご快諾してくださいました。

そして、そこからが奇跡の連続! 6つ子がソファでキメ撮影→十四松アタック→撮影に疲れて寝てしまう…まで。まさに、『ニートたちの撮影風景by anan』のラフスケッチが続々。浅野さんからのラフをいただくたび、編集部スタッフは悶絶! 歓声と絶叫、狂喜乱舞! 全国のファンの皆様に喜んでいただける6つ子たちのナマなコンテンツを、いかにしてお届けするか? 語り合い、考えて…と、日々が過ぎていきました。かくして、「6つ子たちがananにリアルに登場したならば!?」という、とっても手前味噌で勝手なコンセプトの表紙、中面特集扉絵、グラビアインタビュー…と、豪華描き下ろしが完成! 感涙。

藤田陽一監督、シリーズ構成・松原秀さん、キャラクターデザイン・浅野直之さん、それにキャストの皆様。「おそ松さん」の根っこのクリエイティブの方々と、ご一緒に特集を作成させていただけるというこの贅沢さ。本当に貴重な「おそ松さん」特集です。可愛くて、面白くて、ポップで、毒があって、くだらない…6つ子たちの魅力を誌面で楽しんでいただけたら幸いです。
(編集長K)