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北野天満宮の福天神と臥牛 みやげもんコレクション344 BRUTUS No.939

みやげもんコレクション 344北野天満宮の福天神と臥牛

京都府/京都市
文 / 川端正吾

福天神1,000円、土鈴の臥牛1,500円(北野天満宮☎075・461・0005)。

天神信仰の発祥の地でいただく土鈴。

菅原道真公を御祭神として祀(まつ)る天満宮。全国に約1万2000社ある天満宮・天神社の総本社が、京都の北野天満宮。平安中期に創建した菅原道真公を祀る天神信仰発祥の地です。道真公は5歳で和歌を詠み、11歳で漢詩を作るなどし、「文道の大祖・風月の本主」と称賛されました。江戸時代には、そんな道真公にあやかろうと、寺子屋に天神様が祀られたり、その姿を描いた「御神影」が掲げられ学業成就が祈られたことから、「学問の神」としても広く親しまれています。

また、天満宮の境内には必ずと言っていいほど、体を伏せた牛の像や彫刻が見られます。これは、道真公が丑年生まれであったことや、太宰府で亡くなった際、ご遺骸を載せた車を引いていた牛が、途中で体を伏せて動かなくなってしまい、近くにあった安楽寺に埋葬された、という故事にちなんで作られています。

そんな北野天満宮には、天神様や臥牛を象(かたど)った様々な授与品があります。中でも写真上の天神様の土人形と、臥牛の土鈴の愛らしいお守りはとても人気があります。

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写真上/福天神1,000円、土鈴の臥牛1,500円(北野天満宮☎075・461・0005)。写真中/丑年の今年は、一刀彫りの干支木彫りも授与されている。写真下/境内の各所で見られる臥牛の像。


 

掲載:BRUTUS#939 (2021年6月1日号)
値段・問い合わせ先などは、発売当時のものです。