マガジンワールド

From Editors No. 162 フロム エディターズ

特集内容

LIVING WITH NORDIC DESIGN
北欧デザインの名作と暮らす。

北欧で生み出される家具や食器、テキスタイルなどに共通するのは、シンプルで機能的なデザインと、ナチュラルな「ぬくもり」。これこそ、今の我々の暮らしに求められるテイストでは? そんな観点から、名作北欧デザインを大特集します!

まずは、北欧デザインの名作と暮らすお宅拝見から、ここ数年、人気急上昇中の北欧ヴィンテージの買い方、選び方、日々のお手入れ方法までを紹介。カラーやデザイナーで選ぶ北欧デザインの新スタンダードから、絶対に外せないデザイナー50人を厳選した北欧名作家具カタログなど、名作から新定番まで、この一冊で北欧デザインの今が分かります。さらに、皆川明さんがスウェーデンのリサ・ラーソンのサマーハウスを訪ねたストーリーや、今話題のノルウェー・オスロへの旅案内。デンマークの〈ノーマ〉を筆頭に世界が絶賛する北欧スタイルのレストランも徹底ガイド。北欧旅行にも必携のガイドになるはずです。

開催中の瀬戸内国際芸術祭2013のトラベルガイドもあり。この夏、必読の一冊です。


Editor’s Voice

ぼくはこうして
北欧にハマりました。

生まれて初めて訪れた海外の国は、フィンランドでした。学生時代、ほとんどの友人がハワイやアジアを旅先に選んでいるなか、ぼくが目指したのは、なぜかフィンランドのヘルシンキ。

建築学部の友人と共にアアルトの建築を巡礼する、という、今考えれば、あまりにシブすぎる旅でしたが、美しい光の差し込むアアルトの建築空間に身を置いたぼくは、初めて目にしたものを親と思う雛鳥のように、北欧という土地を第2の母国と勝手に思い込み、北欧の魅力に取りつかれていきました。

その半年後の2002年7月10日、ぼくは今の会社の就職試験を受けます。すると、面接の日に発売したCasa BRUTUSの特集内容がなんと偶然にも「北欧特集」。たまたま半年前にフィンランドを訪れたことがきっかけで、その時の面接官(編集者)と話があい、運良く今の会社に滑りこむことができました。10数年後の未来の自分が北欧特集を作っているなんて、知るよしもなく…。

………そして2013年夏。北欧の名作家具やデザインを眺めているうちに、北欧への想いがふつふつと蘇り、ついつい北欧モノをいくつも買ってしまいました。そんなことを思い出しながらこの原稿を書き、そしてふと本誌デザインチームのデスクを覗くと……、2人がマリメッコを着ていました(笑)。

うーん、やっぱり北欧はいいですよね。

特集担当編集/奥村健一



CASA BRUTUS No. 162

北欧デザインの名作と暮らす。

922円 — 2013.08.10電子版あり
試し読み購入定期購読 (24%OFF)
CASA BRUTUS No. 162 —『北欧デザインの名作と暮らす。』

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