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予想はしつつ、やはり超散財企画に。日本の日用品は魅力的でした。 Editor’s Voice No.255

Editor’s Voice
予想はしつつ、やはり超散財企画に。
日本の日用品は魅力的でした。

今号のテーマは「日本の美しい日用品200」。巷に溢れかえる日用品の中でも、「日本」の日用品に注目し、200個厳選してご紹介する一冊です。

とはいえ、たわしやほうき&ちりとりなど「日本らしい」ものだけが載っているわけではないんです。私たちが注目したかったのは、むしろ「日本の工業技術や職人技が可能にしたプロダクトデザインのすばらしさ」。ガラス加工の技を使った口当たりのいいうす〜いグラスや、著名デザイナーが要求する緻密なカーブに応えたステンレスのカトラリーなどなど、成り立ちを知るとさらに欲しくなってしまう、ストーリーのある日用品たちが集まりました。

目玉は、Casa BRUTUSのために素敵な面々が日用品を探す買い付けの旅に出てくれた企画。「古今東西 かしゆか商店」を連載するPerfumeかしゆかさんは、展示会のため長野に逗留していた親友〈Mame Kurogouchi〉の黒河内真衣子さんを誘い、長野の木工品とガラス製品を探す旅へ。〈オフィシーヌ・ユリヴェルセル・ビュリー〉オーナー、ラムダン・トゥアミさんは大好きな日本の金物を探しに”ものづくりの聖地”燕三条へ。〈ミナ ペルホネン〉皆川 明さんは、自身の愛用品の産地を訪ねて奈良へ。間近で見る職人の技術に感動しながら、地域性に富んだ品々を楽しく買い付けてくれました。

ちなみにその中のひとつ、皆川 明さんが奈良で買い付けた蚊帳生地の名品《白雪ふきん》から、本企画のためのオリジナルふきんが誕生。皆川さんの描き下ろしイラストを刺繍した超貴重な限定ふきんを200名にプレゼントしますので、そちらの企画もぜひチェックを。

終わってみれば訪ねた先々で調理道具を買い、グラスを買い、カトラリーを買い… と私にとってみれば超!散財企画になりました。しかしまあそれだけ魅力的な製品が多かったということ。早くうちの家になじんでくれるのが楽しみです。

 
特集担当・真田奈奈
 
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かしゆかさんたちと訪ねた〈大久保ハウス木工舎〉。木のターナーを主な製品として調理まわりの日用品を作る職人、大久保さん。黙々と作業中。
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できあがったのがこちらのターナー。やすりを一切使わず、鉋(かんな)のみで仕上げます。なんて美しいカーブ。先端のカットは、冷凍したひき肉をほぐすときなどに使いやすい!
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〈ビュリー〉オーナー、ラムダンさんとは燕三条に。こちらは名だたるデザイナーと協働してカトラリーを製作してきた〈大泉物産〉の工場。ラムダンさんは1ミリの傷も逃さぬ検品作業に「日本を感じる」と感嘆していました。


CASA BRUTUS No. 255

日本の美しい日用品。

990円 — 2021.06.09電子版あり
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CASA BRUTUS No. 255 —『日本の美しい日用品。』

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