マガジンワールド

櫻井翔さんの旅。 Editor’s Voice No.249

Editor’s Voice
櫻井翔さんの旅。

2020年12月31日をもって嵐が活動休止をします。Casaにとっても人ごとではありません。連載「ケンチクを学ぶ旅。」には、櫻井翔さんに毎号登場いただいているからです。
2010年8月、櫻井さんが本誌に初登場して以来、10年が経過いたしました。嵐が今年結成21年なので、その約半分の歴史をCasaは共有していることになり、昨年末には連載は100回を超えました。

そして今号は嵐の活動休止前の最後の発売号になります。
当然、櫻井さんに表紙に出演いただくことはすぐに決定。さてどこを訪ねようか、と考えた時にスタッフ一同の頭に浮かぶケンチクがありました。そう、国立競技場です。嵐は2008年から6年間、(旧)国立競技場でライブを開催していて、そこは嵐にとっても嵐ファンにとっても「聖地」となっているのです。

周知の通り国立競技場はオリンピックに向けて新たに建て直しが行われました。が、今年はオリンピックのために使用されることはありませんでした。さまざまな企画、イベントなどが否応なく中止や延期を余儀なくされた2020年でしたが、櫻井さんもまたその大きな渦の真ん中にいたのです。
であるからこそ、晴れわたる空の下で新たな国立競技場をバックに、晴れやかな一歩を踏み出す櫻井さんの姿を写真に収めたいというスタッフの思いが今回の表紙につながっています。
コロナで失われたことは数多くあると思いますが、コロナがあったからこそ生まれたものもあるはずです。時代が反転する時に、力強い一歩を踏み出そうとする櫻井さんを『Casa BRUTUS』はこれからも応援し続けたいと思っています。

連載「ケンチクを学ぶ旅。」は2021年2〜4月号は休載し、5月号(4月9日発売予定)から再開する予定です。

 
編集担当/比舗興人
 
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今回の特集では国立競技場と代々木国立競技場を空撮していますが、こちらは別テイクとなります。photo_Yuji Ono
CASA BRUTUS No. 249

新・建築を巡る旅 /櫻井翔

990円 — 2020.12.09電子版あり
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CASA BRUTUS No. 249 —『新・建築を巡る旅 /櫻井翔』

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