マガジンワールド

冷たいスイーツってノスタルジック。 Editor’s Voice No.244

Editor’s Voice
冷たいスイーツってノスタルジック。

じわじわと暑くなってまいりました。街を歩けば「かき氷」の旗が目につき、コンビニでもついついアイスコーナーを覗いてしまう今日このごろ。溶けちゃうスイーツは0キロカロリー…かどうかはわかりませんが、ぜひアイスと一緒に手にとっていただきたい特集ができました。『夏のひんやりスイーツ図鑑』です。

「冷たいスイーツは儚くて美しい。」をテーマに、ひんやり、ぷるぷる、涼を運ぶ甘いものを取り揃えたこの特集。まるで芸術品のような、”美しく甘い箱庭”を構築するパフェの解説からはじまり、アジアベストパティシエ賞を受賞した庄司夏子さんの幻のスイーツを艶めかしく撮りおろし、話題のスイーツコースはペアリングのドリンクまで全品撮影して徹底解剖。豆花やテイクアウト&取り寄せできる甘味も12Pの大図鑑にし、SNSで話題の「透明愛好家」さんが作った「透明スイーツレシピ」も掲載。どのページを開いてもため息がでるような、美しくおいしいものばかりを集めました。

そんなひんやりスイーツを総数100以上は食べたでしょうか。中でも私が一番衝撃を受けたものが、「白アイス」。砂糖と水だけで作られる新潟のソウルフードとも言えるアイスです。牛乳不使用なので、バニラアイスとはまったくの別物。余分なものがないからきめ細やかで、口に入れるとしゅんっと溶けて消えてしまう。あとには爽やかな甘みの余韻だけが残ります。食べたことはなかったけれど、どこかDNAにうったえかけるノスタルジックさ。
なんじゃこれー、会社の冷凍庫に常備してPCを立ち上げる前にまず食べたい!
と思うような、懐かしい「日常」のおいしさでした(こちらは文筆家・甲斐みのりさんのアイスの旅ページで見られます)。

最後に1つ! フードエッセイスト・平野紗季子さんが、この特集のためにシェフに特注し、スペシャルスイーツを2つ作ってもらいました。いつも「冷たいスイーツって出落ちが多いんだよな…」と悩んでいた平野さんを120%満足させる出来栄えの、愛らしく、しかし最後まで食べさせる工夫がもりもりのスイーツです。中でも〈SUMI BAKE SHOP〉に作っていただいた「スーパーアイスクリームサンドイッチ」、平野さんは撮影中に3つ完食してました。みなさんもぜひ試してみてください。

落ち着かない世の中ですが、甘いものを食べるとほっとするのはいつも同じ。みなさまもこの夏を乗り切れるような、スペシャルな味に出会えますように。

 
編集担当・真田奈奈
 
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新潟〈スギサキ〉の白アイス。「あえか」とはこのアイスのためにある言葉…。常備したい。
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カルピスをいれたバージョン。ほんのりピンクに染めたカルピスもまたノスタルジック。
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夏の定番、かき氷も忘れてません。今回は蒼井優さんに鎌倉の名店を巡ってもらいました。
CASA BRUTUS No. 244

夏のひんやりスイーツ図鑑。

990円 — 2020.07.09電子版あり
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