From Editors No. 185 フロム エディターズ
特集内容
ニッポン再発見の旅へ! 猫村さんの人情グルメ〜軍艦島まで。
今、旅する日本の新名所69件!
夏休みはどこ行こう? 今年の旅行先はニッポンがおすすめです。最近では世界中から多くの観光客が日本を目指してやってきますが、この国の観光資源は日本人にとってもますます魅力的になっています。そこで、今こそ訪れたい日本の新しい名所を徹底調査しました。
●大分/櫻井 翔、新しくオープンした大分の美術館へ行く!
●長崎/よし、軍艦島に上陸しよう!
●京都/吉岡徳仁がデザインした「ガラスの茶室」が見たい。
●しまなみ海道/三大建築を訪ねる瀬戸内サイクリング!
●鹿児島/皆川 明、しょうぶ学園を訪ねる。
●青森/猫村さんの出張スペシャル!みちのく「人情グルメ」ツアー。
●京都/今、京都で本当に食べるべきは「中華料理」なんですって!
●東北/被災地の「新しい」建築を巡る旅へ。
●旅にまつわる最新ニュース。
●〈中川政七商店〉と考えた、100年先も残したい 「ものづくり」をめぐる旅。
Editor’s Voice
夏バテには発酵料理オーベルジュ、です!
さてそんなニッポンに古来から伝わる調理法&食材保存法と言えば? そう、「発酵」ですよね。今回私が訪れた滋賀県の<徳山鮓>は、かの発酵学者・小泉武夫先生のご指名でこの地にレストラン&宿を開いた、世にも珍しい発酵料理のオーベルジュです。
この日出していただいた夏のディナーコースは、稚鮎煮の発酵ソースがけにはじまり、鯖のなれずしに薄く削ったチーズをかけたもの、鮒寿司、発酵からすみ、デザートに発酵アイスと、発酵づくしの12品! ちょっとなれずし囓って、日本酒ちびり、鰻の湯引き噛んで、日本酒ちびり、を繰り返してたら一日終わってしまいそうでした。こちらのなれずしは臭みがまったくなく、香りも味もとっても柔らか。むしろヨーグルトのようなさわやかさでした。苦手な人もぜひ挑戦してみていただきたいです。夏バテにも効く発酵料理! みなさんも夏休みに合わせて行ってみてください。
オマケ、今号の京都のテーマは「中華」です。中華?和食?フレンチ? というまったく新しい中華料理は絶品でしたが、そのほかに、個人的に訪れておいしかったお店をご紹介。