マガジンワールド

猫村ねこ、茶室をつくる! Editor’s Voice No.219

Editor’s Voice
猫村ねこ、茶室をつくる!

人気マンガ連載『カーサの猫村さん』が今号で第100回を迎え、猫村さんが編集長として特集企画を考えることに! 悩みに悩んで思いついた巻頭スペシャル企画は、猫村さんが夢見る「ネコムーランド」=オリジナルの茶室をつくることでした。

猫村さんが思い描いたのは、畳んだり分解したりして持ち運べるモバイル茶室。そんな難しいお題に取り組んでくださったのは、〈ブルーボトルコーヒー〉の店舗設計などで話題を集める建築家、長坂常さん。猫村さんらしい茶室とは何か、驚きのアイディアと工夫でいっぱいの茶室を考えてくださいました。

そして、茶室だけでなく茶室で使う道具も、豪華クリエイター、ブランドのみなさんにご協力いただいて制作することが決定。〈ルイ・ヴィトン〉の茶箱、〈ミナ ペルホネン〉の帛紗、〈AMETSUCHI〉の茶碗、〈マルニ木工〉の踏み台=猫村椅子……緊張しながらオファーした猫村さんもビックリ&感動の豪華な品々が完成しました。さらには、〈メディコム・トイ〉の猫村さんの分身=フィギュアまで!(猫村さんが立体フィギュアになるのは、これが初めて)。そのエプロンは〈YAECA〉に作っていただき、ディテールまで完成度の高い、そして最高に可愛いものになりました。

私も、『カーサの猫村さん』でおなじみのミトミさんと共に猫村さんをサポート。一緒に打ち合わせに飛び回り、広島や京都でも取材をしてきました。取材の先々で感じたのは、「猫村さん、愛されてる!」ということ。今回のネコムーランド計画、最初は「断られるかも……」とドキドキしながらお願いをしていたのですが、みなさんご快諾いただき、打ち合わせでもとても楽しそうに「猫村さんらしさとは?」を全力で考えてくださいました。猫村さんの大ファンだという、茶室の施工を担当してくださった〈TANK〉の福元成武さんは、猫村さんとの打ち合わせで大興奮&テンションMAXな姿を、周りのスタッフに激写されるほど。

猫村さんのおもてなしの心と、みなさんのものづくりの技(そして、猫村さんへの愛!)がギュッと詰まった茶室と茶道具の数々、そして愛らしいフィギュアの姿は、どうぞ誌面でご覧ください!

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「猫村椅子」がつくられている現場を取材するため、広島の〈マルニ木工〉へ。広大な工場内で名作椅子の数々がつくられています。
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「猫村椅子」の図面と制作中の椅子。完成間近!?
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〈マルニ木工〉の熟練の職人さんと、若手デザイナーさんが、一緒に取り組んでくださいました!
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脚の先の丸みは、職人さんの手で仕上げます。いつまでも撫でていたくなる、すべすべとした触り心地に☆
 
特集担当編集/中山さんご
CASA BRUTUS No. 219

猫村さんとほしよりこ

998円 — 2018.05.09電子版あり
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