ブルータス - BRUTUS | みやげもん | 082 那智黒の八咫烏/和歌山

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みやげもんコレクション 082
那智黒の八咫烏
和歌山県/那智勝浦
文 / 川端正吾
掲載:BRUTUS#677 (2010年1月1・15日号)
熊野詣での際は、門前町の土産物もお忘れなく!

 初詣でのお参り先は決まりましたか? 新年を迎えるための様々な縁起物が出る時期なので、目移りしてしまいますよね。初めての初詣で先に行った際は、ぜひ門前町の土産物店も覗いてみてください。神社仏閣の御利益にあやかった、独自のみやげもんがひそんでいますから。今回ご紹介するのは、熊野三山の一つ、熊野那智大社のある紀伊勝浦駅前の土産物店街で出会った「那智黒の八咫烏」です。


 八咫烏は、神武天皇の東征の際、熊野から大和までの山道を案内したとされる、足が3本ある霊鳥。サッカー日本代表のエンブレムでもおなじみですよね。熊野三山では神の使者として信仰されており、境内では、那智の瀧の水を使って刷られる「牛王符」など、八咫烏があしらわれた様々な授与品が頒布されています。土産物店ではこの神話にあやかり、熊野特産の那智黒石で作られた八咫烏の置き物が定番商品として売られています。店によって様々な形のものがあり、何軒もはしごして楽しめたりも。さんざん悩んだあげく選んだのが、那智黒ならではの艶っぽい質感と、絶妙なデフォルメ感が気に入ったコイツです。

ほかにも熊野那智大社の火祭り(左)や熊野古道の石仏にある三猿(右)をモチーフにした木彫りなど、駅前の土産物店には魅力的な郷土玩具がたくさん。ご存じ、銘菓・那智黒の黒飴もお忘れなく!