From Editors No. 200 フロム エディターズ
特集内容
TOMORROW’S HOUSE
ライフスタイルの天才たちに学ぶ!
住まいの教科書
このたび、おかげさまで創刊200号を迎えた『カーサ ブルータス』は、これまで取材で出会ってきたセンスのよい方たちの家を訪ね歩きました。住まいとはその人の暮らしにまつわる思想や世界観が最も凝縮された空間、ライフスタイルの天才たちのエッセンスを学べる最高の教科書だからです。
●中村ヒロキ(visvim) |アーカイブの家。
●ジェームス・フリーマン(Blue Bottle Coffee)|コーヒーのある暮らし。
●谷尻 誠(建築家)|鉄と木の実験住宅
●阿部潤一(kolor)|ファッションデザイナーが選ぶ家具。
●ピーター・アイビー(ガラス作家)|住まい兼アトリエをDIY。
●熊谷隆志(スタイリスト、フォトグラファー)|家をデザインするということ。
●佐藤オオキ(nendo)|モノトーンな居住空間。
●鰤岡力也(MOBLEY WORKS)|昭和20年の古屋を再生。
●木村ユタカ(COMPLEX)|世界のミッドセンチュリー家具。
●NIGO®(クリエイティブディレクター)|モノと暮らす。
●レイ・キャッピ(建築家)|世界一美しい名作住宅を訪ねる。
第二特集
a Room with Sounds
音のいい部屋
第三特集
TADAO ANDO’S WONDER
安藤忠雄、驚愕の最新作に迫る!
創刊200号記念企画
名作椅子×人気ファッションブランド
スペシャルコラボチェアPRESENT!
●アルフレックス《マレンコ》×N.HOOLYWOOD
●アルテック《ドムスラウンジチェア》×sacai
●ハーマンミラー《イームズ プライウッド ダイニングチェアDCW》×visvim
Editor’s Voice
やっぱりミッドセンチュリーが好き
近年ではミッドセンチュリー的なことを声高に言うことは少なくなりましたが、今でもカーサが考えるインテリアの通奏低音になっているのがミッドセンチュリーではないかと思っています。ということが証明されたのが創刊200号の特集。今回、訪ね歩いたライフスタイルの天才たちの住まいには、図らずもそのころの名作家具がとても多く見受けられたからです。ちょっと箇条書きにしてみましょうか。
●中村ヒロキ邸 |イームズ《ラウンジチェア&オットマン》を始めとする各種、イサム・ノグチ《AKARI》、ジョージ・ネルソンのシステムシェルフ、ジョージ・ナカシマのテーブルと椅子。
●ジェームス・フリーマン邸 |イームズ《プライウッドチェア DCW》、イサム・ノグチ《AKARI》、エーロ・サーリネン《チューリップチェア》。
●谷尻誠邸 |イームズ《ファイバーグラスチェア》。
●阿部潤一邸 |チャールズ・ポロック《ポロックチェア》、イームズ《プライウッドチェア DCM》、柳宗理《バタフライスツール》。
●熊谷隆志デザイン邸 |イームズ《ラウンジチェア&オットマン》《アルミナムチェア》、柳宗理《バタフライスツール》。
●NIGO®邸 |ジョージ・ネルソンのデイベッド、イサム・ノグチ《AKARI》、《イームズ ハウス バード》。
●レイ・キャッピ邸 |イームズ《ラウンジチェア&オットマン》を始めとする各種、イサム・ノグチ《AKARI》。
さらに木村ユタカさんは日本ではまだあまり知られていない世界のミッドセンチュリー家具をたくさん紹介してくれています。ということで、冒頭のカーサ的には「やっぱりミッドセンチュリーが好き」の意味、おわかりいただけましたでしょうか。