マガジンワールド

可愛いクルマ、集めました。 新連載[Chill Cars]  新連載紹介 No.210

可愛いクルマ、集めました。
新連載[Chill Cars]

3号前から、カーサの新しいクルマ連載がはじまりました。テーマは「時代を超えて愛される、デザインの良い車」。ちょっと昔の可愛いクルマを取り上げる連載です。

「ちょっと昔」の車はなぜ魅力的なのか? 自動車業界では“ネオクラシック”なんて呼ばれている80年代から90年代の名車は、マーケティングや規制などによって個性が剥がれ落ちてしまう直前の時代ならではの魅力的なデザインで、しかも今でも十分乗れる機能性も持っています。この時代こそ、カーデザインのひとつの黄金期だ、とカーサは思うのです。

趣味としての”いわゆる”ヴィンテージカーではなく、「今、きちんと乗れて」「今、素敵だと思うデザイン」を基準に、毎号可愛いクルマをご紹介します。

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初回は〈フォルクスワーゲン〉の《ゴルフ2》
“いわゆる”名車としてはジウジアーロがデザインした初代が有名ですが、「今もきちんと乗れる」を基準に選ぶなら、きちんと市場に台数が回っていて、極端な不便がなく乗れる二代目をカーサは推します。
 
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第二回は〈シトロエン〉の《BX》
巨匠カーデザイナー、M・ガンディーニが手がけた直線基調のスタイリングが美しい。古いクルマ=乗り心地が悪い、という先入観を裏切るふかふかの座り心地に、私自身、うっとりしてしまいました。
 
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第三回は〈VOLVO〉の《240》
街でもよく見ますよね。カメラマンさんがよく乗っている印象です。荷物を沢山積むためのカタチ、というのがパッと視覚的にわかる潔さが素敵。夏らしく、海をバックに撮影しました。ぜひ、最新号の誌面でご覧になってください。
 

クルマの担当になって1年、新旧様々なクルマを知るようになってからは、「クルマ」という視点が一つ増えたことで、街歩きが一層楽しくなりました。
「あのクルマ、可愛い! 近づいてよく見てみたいなあ」
この連載を通して、そんな欲求を少しでも喚起し、クルマに興味を持つきっかけになればいいなあと、ついこの間までセダンとハッチバックの違いもわからなかった新米クルマ編集者の僕は思います。

連載担当:井手裕介

CASA BRUTUS No. 210

椅子選び

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