TOTOの技術の粋を集めた《ネオレスト》。その進化の秘密は水にあります。
TOTOの技術の粋を集めた《ネオレスト》。
その進化の秘密は水にあります。
高いデザイン性と革新的な技術で、世界から注目を集める《ネオレスト》。
タンクレス、超節水、きれい除菌水など常にトイレの新しい形を提示している。
その背景には、水と共に長い歴史を歩んできたTOTOの水に対する思いがあった。
世界の水を知ること。それが必要でした。
即効性と環境への配慮から「きれい除菌水」を採用。
「トイレの気になる点についてアンケートを取ったところ、回答の大半が衛生面に関する問題でした。中でも、半数以上を占めたのが便器内の汚れ。そこで、使うたびに便器の内側をきれいにする方法を探し始めたんです」
プロジェクトが開始してからの半年間は、汚れのメカニズムに関する研究に明け暮れた。その結果、トイレの汚れの原因は排泄物中の、主にタンパク質や糖質を栄養として摂取し繁殖する菌であることにたどり着いたという。
「掃除直後のトイレには、ほとんど菌はいませんが、時間がたつとわずかな菌が大きく繁殖し、汚れとなって認識される。そこで選ばれたのが次亜塩素酸。菌に対して即効性があって、頻繁に使っても効果を得られるのが理由です。薬剤や洗剤を添加しないので、環境に対する負荷も少ない。次亜塩素酸は、ウォシュレットのノズルの洗浄にも使われているんですよ」
地道でアナログな努力が世界最高水準の技術を作る。
「机上の計算でおおよその予測は立ちましたが、実際に『きれい除菌水』を作るユニットに水道水を通さないと細かい部分はわからない。そこで、年末年始に帰省する社員や、全国のショールームに頼んで、200か所以上のサンプルを採取して実証したんです」
世界最高水準の技術を裏打ちするための、地道でアナログな努力。グローバルに展開する《ネオレスト》の場合、採取する水道水は海外にまで及んだというから驚く。
「当社の海外拠点はもちろん、出張や旅行に出かける社員に採取を依頼しました。結果、約100か所の水道水が集まった。硬度が高いことで知られるミネラルウォーター1万本をユニットに通して耐久実験したこともあります(笑)。詰まりに関して人心地つけたのは、ヨーロッパと並ぶ硬水で知られる中国・北京の現地工場に間借りして行った長期の実験結果を受けたとき。あぁ、これで世界中どこの水でも大丈夫だと思えた」(笑)
こうして足かけ2年をかけ開発された「きれい除菌水」。データ解析だけで済ませたり、薬剤や洗剤を使う方法を選ぶなど、もっと安直なやり方もあったが、彼らはあえて厳しい道を選んだ。
「長年、水に携わってきたTOTOだからこそ、人や環境に対する安心・安全をおざなりにすることはできませんでした。どんな技術にしても、当社は基礎研究に長い時間をかけます。持っているコア技術をベースに、さまざまな問題をブレークスルーしていく。目指すのはオンリーワンなんです」
水に始まり水に終わるTOTOの技術開発は、今も続いている。
これが「きれい除菌水」です。
日本全国200か所以上で水道水を採取。
世界中から水道水ペットボトルが到来。
中性の水からできる中性物質だから安心。









