From Editors No. 36 フロム エディターズ 1
From Editors 1
チャーミングに暮らす人、大草直子さん。
ファッションエディターでありスタイリストの大草直子さんに、小誌で曲げわっぱの弁当箱を紹介いただいたのは約1年前。スタイリストたちが考える「シックなもの」という企画でした。丸い形のシンプルさと秋田杉の白い木目が清々しく、また、お弁当を用意した日は仕事場でゆとりと楽しみをもって過ごせるから、というセレクトの理由もチャーミングで、その暮らしぶりをいつか拝見したいと思っていました。
今回伺ったのは、都心から少し離れた住宅街の一軒家。家族はご主人と3人のお子さんたち。家の中を案内される間にも、子どもたちが次々と話しかけてきます。詳細は本誌をご覧いただきたいのですが、そこで目にしたのは、譲れないこだわりは大切にしながら、いまが完璧じゃなくてもいいと、ご自身と家族の好きなもの、必要なものを無理なく揃えた気負いのない暮らしでした。そして、日常の中にちょっとしたメリハリや楽しみにできる時間をはさみながら、家の中はおしゃべりとスマイル、温かさに包まれています。
「年とともに、知らなきゃ、持ってなきゃ、やらなきゃ、ではなくなってきた。自分は自分らしくいればいいのかな」と語る大草さん。経験も経て、自分自身を客観的に見ながら、いまの時間を楽しむことを忘れない。チャーミングのエッセンスはそんな、その人らしさやのびやかさにあるのかな、と思わされました。
今回伺ったのは、都心から少し離れた住宅街の一軒家。家族はご主人と3人のお子さんたち。家の中を案内される間にも、子どもたちが次々と話しかけてきます。詳細は本誌をご覧いただきたいのですが、そこで目にしたのは、譲れないこだわりは大切にしながら、いまが完璧じゃなくてもいいと、ご自身と家族の好きなもの、必要なものを無理なく揃えた気負いのない暮らしでした。そして、日常の中にちょっとしたメリハリや楽しみにできる時間をはさみながら、家の中はおしゃべりとスマイル、温かさに包まれています。
「年とともに、知らなきゃ、持ってなきゃ、やらなきゃ、ではなくなってきた。自分は自分らしくいればいいのかな」と語る大草さん。経験も経て、自分自身を客観的に見ながら、いまの時間を楽しむことを忘れない。チャーミングのエッセンスはそんな、その人らしさやのびやかさにあるのかな、と思わされました。
井狩由貴(本誌編集部)