「つい手に取ってしまう」幸せをくれるものが増えますように。 From Editors No. 59
From Editors 1
「つい手に取ってしまう」幸せをくれるものが増えますように。
たとえば朝、つい選んでしまう服や靴。
つい手に取ってしまうフェイスタオル。
つい手に取ってしまうマグカップ。
そんなアイテム、皆さんにもきっとありますよね。手に取る理由はさまざまあれど、着て、使っているとき心地よく、気分が良くなるということは共通しているのかな、と感じます。またこれは、今回の特集「つくりのいいもの 、のある生活 ’18秋冬 」でも大切にしたポイントです。
が、完成までの道のりは山あり谷あり……。そもそもつくりがいいってどういうことか、今季にふさわしいものってなんだろうか、どのようにビジュアルに落とし込むべきか、など編集部とスタッフで日夜話し合いが続き、撮影前日もずらりと集められた候補の中から、袖や足を通したり、ひっくり返したりしてギリギリまで検証、セレクトが続きました。
そうして最終的に揃ったものは、一見何気なくみえるかもしれませんが、作り手が丹精込めたこだわりからくる、はっきりとした違いを肌で感じることができるものばかり。この特集を手に取っていただき、つい手に取ってしまう「つくりのいいもの」が暮らしのなかに増えたら、とても嬉しいです。
(田中紀子/本誌編集部)