ラジオファンの皆さん、お待たせしました。 From Editors No. 64
From Editors 1
ラジオファンの皆さん、お待たせしました。
「ブースの中では一人ですが、空に向かって話してはいない。電波の向こうにいるリスナーに語りかけています」。
今回の特集では、心に響く言葉を求めて、16ページに渡るスペシャル企画で「ラジオ」を取り上げました。上の一文は、大阪のMBS(毎日放送)アナウンサー・福島暢啓さんが、インタビューの最後に話してくれた言葉です。ラジオファンの僕にとっては、目が潤むようなセリフでした。
中学生のときに聴き始めたラジオ。田舎に住んでいた当時、特に楽しみにしていたのはTOKYO FMの『サントリー・サタデー・ウェイティング・バー アヴァンティ』。“東京一の日常会話”を盗み聞きさせてくれたこの番組を通して、上京への想像を膨らませたものでした。ここで話された雑学をそのまま暗記して、まるで自分の話のように友達に聞かせたのは僕だけではないと思います。
その後は『JUNK』でバナナマンとおぎやはぎ、『安住紳一郎の日曜天国』、『東京ポッド許可局』(以上TBSラジオ)などを聴きつつ過ごしてきましたが、現在その言葉に注目しているのが、前述の福島暢啓さん。弱冠32歳にして『次は〜新福島!』『福島暢啓のどうぞお構いなく。』(ともにMBSラジオ)と冠番組を2つ持ち、局をまたいでTBSラジオやNHKラジオ第1にも出演。今もっとも話題のパーソナリティと言っていいと思います。彼の言葉をぜひ本誌でチェックしてみてください。『&Premium』初めてのラジオ企画、どうぞお楽しみに。
(松崎彬人/本誌編集部)