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料理のやる気と出来を左右するのが、使い勝手。 From Editors No. 79

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料理のやる気と出来を左右するのが、使い勝手。

 

5月発売号は恒例のキッチン特集です。今回のテーマは「使い勝手のいい、台所と料理道具」。台所に立って料理をすることが好きな人ならば、手軽に使えて、後片付けがラクで、耐久性がある「設備」や「道具」があることが、おいしい料理への近道だということは、もはやご存知でしょう。慣れていなくても、テクニックがなくても、使い勝手のいい「状況」があれば、意外となんとかなるものです。今回も、料理好きたちのキッチンを見せていただき、いろいろな工夫やアイデアをご紹介しています。

それにしても、緊急事態宣言以降、おうち時間が増えて、それ以前より圧倒的に料理をするようになった、という人がまわりにもたくさんいます。そうなると、設備や道具への関心も高まり、片付けてみたり、掃除したり、買い替えや買い足しを検討したり、台所時間の充実のために腐心するようになるものです。個人的に最近仲間入りさせて重宝しているのは、この4品。ブックインブックでもご協力いただいた浅草・かっぱ橋の『飯田屋』で買った醤油差しと蒸し濾し器、中野の『フライングソーサー中野本店』で買ったごはん杓文字。そして、いつもお世話になっているブランディングディレクター福田晴美さんセレクトのシュロのたわし。醤油差しは、口が広いので洗いやすいし、卓上で使う分だけ入ればいい小ささがじつに便利。蒸し濾し器は、鍋と合わせて野菜を蒸したり、茹で卵の裏漉しをするのに使っています。ごはん杓文字は、岩手県産の「斧折樺(オノオレカンバ)」という堅い木でできていて、ごはんがよそいやすく、くっつきにくく、洗うのがラク。シュロのたわしは、ちょうどいいしなやかさで、泥付き野菜を洗うのにうってつけ。見た目のシンプルさや収納の邪魔にならないことも、使い勝手の大事な要素ですよね。ということで、この特集を相棒に、もう少しステイホーム時間を楽しみましょう。

岩下祐子(本誌編集部)
 
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我が家の控えめサイズな台所にも無理なく収まる、大袈裟でない道具たち。後はおいしくて手軽な料理のアイデアを仕込むだけです。
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使い勝手のいい、台所と料理道具。

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