編集部こぼれ話 「はちみつは美味しいお薬です」
取材こぼれ話「はちみつは美味しいお薬です」
『美味しいお薬、はちみつと共に朝、昼、晩。』という企画で、エッセイストの前田京子さんを訪ねました。
前田京子さんは手づくり石鹸、はっか油など、暮らしの中で気になる素材について掘り下げていらっしゃる方。はちみつも長年研究を重ねて、日々の生活に取り入れていらっしゃいます。前田さんにお話を伺うと、「はちみつはただの甘味料にあらず、頼もしい家庭の医薬品」ということに驚かされます。
ありとあらゆる栄養分が含まれ、傷ついた細胞、特に粘膜の修復が得意なはちみつ。のどが痛い、咳が出るなどというときは、ひと匙のはちみつをなめれば安心とのこと。はちみつのなめ方にはいくつかのコツが。1)使うスプーンは金属性は避けて、木かステンレス製に。(酸性のはちみつは金属に触れると変質してしまうので) 2)はちみつは、天然の純粋はちみつで非加熱のものを。3)ひと匙のはちみつを口に含んだら、上を向いてゆっくり頭をまわし、はちみつがのどにまんべんなく当たるようにしてゆっくり飲みこむ。
日中の冷房の当たり過ぎ、寝冷えなどで、夏場でも喉が痛くなることはしばしば。ぜひ、試してみてください。もっと、詳しくはちみつについて知りたいという方は、クウネル7月号の本記事や小社から発行の前田京子さんの著書『ひとさじのはちみつ』や『はちみつ日和』をご覧ください。
● 編集 AS