マガジンワールド

人生を映し出す、装い。 From Editors No. 77

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人生を映し出す、装い。

 

装いには、その人の人生が宿る。そんな風に感じたことはありませんか。私は、白洲正子さんを見るたびにそう思うのです。「ものは程々に投げやりなのが美しい」という彼女の言葉どおり、決めすぎず、でもどこか他の人とは違っていて、思わず見とれてしまう。今回、私が担当した企画では、残念ながら白洲さんを取り上げてはいませんが。エディット・ピアフ、ダイアン・キートン、フリーダ・カーロ、シモーヌ・ド・ボーヴォワール……。歌手、俳優、画家、そして哲学者として、力強く生きた6名の女性たちの意志ある人生とスタイルに迫っています。自分の声だけを聴かせたいからと、ある色の衣装しか身に纒わなかった歌手。自らの“痛み”を包み込むために服を選んでいた画家。彼女らの装いを紐解いていくと、そこには力強い人生の物語がありました。ぜひ、本誌を手に取ってみてくださいね。

原田妙(本誌編集部)
 
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『美しくなるにつれて、若くなる』(著/白洲正子)。装丁に惹かれてずいぶん前に購入した本。生き方のヒントになる言葉がそこら中に散りばめられています。好きなフレーズは、“美しいものは若いのです。美しいものはつねにあたらしいのです”。
アンド プレミアム No. 77

スタイルと生き方。

880円 — 2020.03.19電子版あり
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アンド プレミアム No. 77 —『スタイルと生き方。』

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