「人生最高のお好み焼き」 編集部こぼれ話
取材こぼれ話
「人生最高のお好み焼き」
2018年5月19日
「日本の台所の原風景のようなお宅を!」という編集長の命を受け、古くて、でも現役の台所をあちこち探し回りました。そして辿り着いた3軒。『歴史が息づく京都の町家、古民家を訪ねて。』にて紹介しております。
印象的だったのは、3軒の中でも最も古い、江戸時代から使われているという田中なみさんの台所。なんと、お料理はガスではなくかまどで。
印象的だったのは、3軒の中でも最も古い、江戸時代から使われているという田中なみさんの台所。なんと、お料理はガスではなくかまどで。
撮影がひと段落し、「お昼にしましょうか」とはじまったのは、まずは火おこし。最初は家中、煙がもうもうと立ち上がり、慣れない取材陣は涙がポロポロ……。でも、火が安定してきたら煙も落ち着き、細かな火加減もせずほったらかしでした。その日のメニューは、田中さんの十八番だというお好み焼き。かまどの上に置く鉄板いっぱいに、豚肉を敷きつめ、その上からキャベツたっぷりのタネをどーん! さてさて、焼きあがったお好み焼きは外がカリッカリで中がふわふわ。かまどのまわりに椅子を並べて、鉄板から直接ほおばるお好み焼きのおいしかったこと! 間違いなく、人生最高のお好み焼きとなりました。
編集部 A・S