編集部こぼれ話
取材こぼれ話
2019年2月20日
『クウネル』では、毎回さまざまな形で「フランスの素敵」をリポートしていますが、今回は、日本で暮らすフランス人の方にお話を伺いました。フランス語は大学のときに第二外国語でかじった程度の私。インタビューはスムーズにできるのかしら?と取材前は不安でいっぱいでした。ですが!!そんな心配は一切の杞憂。みなさん日本語が素晴らしく堪能で、送られてくるメールも漢字を駆使した完璧なものでした。
企画内では統一でアンケートをしたのですが、多くの方が「日本にいて恋しくなるフランスの味」と答えていたのが新鮮なフロマージュ(チーズ)。日本でもフランス産のチーズはもちろん手に入りますが、「高価で気軽に買えないのよ」と残念がっていました。特に、フランスではポピュラーなシェーブル(山羊)チーズは日本ではまだまだ珍しく、独特な風味が恋しくなるのだそうです。
みなさん日本の文化や習慣を愛してくださっていて、日本人の私も知らないようなことをたくさんご存知! ジャーナリストとしてたくさんの著書を発表しているドラ・トーザンさんには、昭和の映画女優・原節子さんの気品や、「寅さん」のユーモアについてレクチャーしていただきました。そんなドラさんに日本に暮らすきっかけを伺うと意外なお返事が……。それは、いまわたしたたちが毎日のように目にしている冬の青空。初めて日本にいらしたのは1月。滞在中、毎日、澄んだ青い空の下で過ごし、パリのどんよりとした冬空に慣れていたドラさんはそれだけで好印象を抱いたのだといいます。そのインタビュー以来、空を見上げて青空の気持ちよさを味わっています。
編集 AS