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花の名前、いくつ言えますか? From Editors No.890

From EditorsNo.890 フロム エディターズ

花の名前、いくつ言えますか?

花市場の朝4時。カラフルな春の花が仲卸店の軒先に大量に並ぶ様子は圧巻!(誌面をご覧ください)。それぞれの花に、名前と品種名が書いてあるのですが、同じガーベラでもキューピッドやチークといったような品種名があり、見分けがつきません(汗! 微妙に色も形も違うのに、これまで、ざっくりと“ガーベラ”とか、“チューリップ”とか、“バラ”とかと呼んでしまっていてごめんなさい、と心の中で咲き誇る花たちに謝りました。たくさんある品種の中には、実はコストがかかったり生育環境の違いによって、たった1回しか作られない品種もあるそうで、まさに花って一期一会の世界。花屋さんで「あのときと同じ花束を」と言っても同じ花束は二度と作れないのです。

そう思うと、花の命って本当に儚い。花束って、最も贅沢なギフトかもしれません。だからこそ、きちんとセンスのよい花束をオーダーできるようになりたいもの。これまでは、メジャーな花か、大きめの花を指さしながら「このお花を入れてください」ということしかできなかった私のような初心者のみなさま! 今回担当した「FLOWER SHOP&BOUQUET GUIDE」では、各ショップの花束に入っている主要な花の名前をデータ化しています。「見たことはあるけれど、名前を知らなかった」、なんて花、みなさんはいくつあるでしょうか?(私は、この特集を終えて、春の花20種くらいは豆知識とともに言えるようになりました)。花の名前だけじゃなく、花束のオーダー法から、飾り方まで、ぜひ参考にしてみてください。

●川端寿子(本誌担当編集)
BRUTUS 890号:From Editors
PVCバッグに花束を閉じ込めたような包み方をしてくれた〈COCHON〉。花束の予算は1500円。ちょっとしたプレゼントにぴったりでした。
BRUTUS 890号:From Editors
市場で競りがはじまる前の様子。花が入っている箱のデザインが意外とレトロでかわいいものがたくさんありました!


ブルータス No. 890

花と花束。

693円 — 2019.04.01
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ブルータス No. 890 —『花と花束。』

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