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知っておいしい! 農家の豆知識。 Special Contents BRUTUS No.946

Special Contents 知っておいしい! 農家の豆知識。

暑い日も寒い日も、毎日農作業に励む農家の方々。現場で働いているからこそ気づくことや農家あるあるなど、ちょっと誰かに話したくなる豆知識を、農業系Podcast『ノウカノタネ』のつるちゃんとコッティさんに教えてもらった。

儲かる野菜はキャベツ、
果物は梨・柿。

のっけから下世話な話ですが、儲かる農作物って何ですか?
「“儲かる”の定義が難しいのですが、野菜は(販売金額−経費)÷労働時間の時給換算で、果物は収益化までの期間や初期投資の大きさも加味して算出しました」(つるちゃん)
野菜は①キャベツ②レタス③レンコン、果物は①梨・柿③ブドウという結果になった。
「キャベツやレタスは大規模栽培が前提。一気に作ってワーッと収穫し、そのまま箱に詰めて出荷できるので、時給換算だと割が良くなります」(コッティ)
レンコンは初期投資は少ないが、極寒の中、氷を割って泥水の中に入り収穫するという過酷な作業が待っている。
果物は梨と柿が同率1位。梨は初期投資や袋かけのわずらわしさを考えても、ブドウなどと比べ時間のかかる作業自体が少ない。柿は初期投資が少なくて管理しやすい。ブドウは手間はかかるが、高値で売れる。
「果樹は木を植えても実がなるまで何年もかかります。手間ひまをかけて、おいしい一つの実を作る果樹農家さんは本当に大変です」(つるちゃん)
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栽培技術は専門化されており、儲かるからといって簡単には栽培作物を切り替えられない。

野菜、果樹、米……専門によって、
性格も違う!?

一口に「農家」と言っても、作っているものによって性格に特徴があるらしい。野菜農家は毎日作業をするせいか、几帳面で休みなく動くタイプ。
「キッチリした人が多いです。作物別の特徴でいうと、トマト農家とイチゴ農家は自分なりのこだわりを持っている情熱家が多い」(つるちゃん)
「わかるわかる。凝り性というか」(コッティ)
果物農家はゆったりした人が多い。
「野菜と違って、露地ものの果物だったら雨の日は休みだし、“この作業は明日”ということができるから、余裕がある」(つるちゃん)
米農家は機械大好き人間が多い。
「農機を自分で整備したり、作物のことと同じくらい機械のことにも詳しい人ばかり」(つるちゃん)
あくまで個人の感想です!
BRUTUS 946号:Special Contents
果樹は実の収穫まで何年もかかることもあり、焦っても仕方ないという気持ちになるそうだ。

メルカリで産直野菜を買う時代。

生産者が自分で作った農作物を直接販売しようと思った時、今なら手軽に販売できるプラットフォームがたくさんある。生産者が直接出品できる「ポケットマルシェ」や、オンライン直売所の「食べチョク」が代表的だが、7月末にプレオープンしたメルカリの「メルカリShops」にも農家の注目が集まっている。
「『メルカリShops』は法人で登録できるのが特徴。私の周りもどんどん登録しています。直販はお客さんの声が励みになるし、ニーズもわかります。販路探しのきっかけになるので活用しています」(コッティ)
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産直ECを使うと、商圏が地元から全国に広がるのが魅力。消費者からの反応も楽しみの一つ。
ブルータス No. 946

みんなの農業。

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