From Editors No. 839 フロム エディターズ
From Editors 1
お取り寄せで、
2017年も
楽しくいきましょう。
前回から、約3年ぶりの「お取り寄せグランプリ」復活! となりました。今回もお取り寄せ“四天王”こと、松任谷正隆さん、秋元康さん、酒井順子さん、佐藤可士和さんに参加いただき、日本全国からの選りすぐりの逸品を実際に試食し、グランプリを決定。満を持しての完全復活です。
この、日本一忙しいメンバーといっても過言ではない4名のスケジュールが合ったのは、昨年の年の瀬も近づいた、某月某日のわずか6時間。調整に調整を重ねて捻出してくださった特別な時間をこの特集のために。審査会は、そう、夢のような、奇跡のような時間なんです。
松任谷正隆さんは、お取り寄せ審査会を「僕の人生そのもの」「僕の美学が問われるところ」とおっしゃって下さいました。審査員のみなさんが一品一品、真摯に召し上がって審査している姿を見ていると、私たちスタッフも身が引き締まる思いがするのです。
2017年もさまざまなことがあると思いますが、このお取り寄せ特集が皆さんの役に立ち、毎日を楽しくするきっかけになりますように。美味しいものって、やっぱりいいですよね。
From Editors 2
ブルータスのお家芸、
「お取り寄せ」フェス開催!
(復習も欠かしません)
「お取り寄せ」ってなんだ?
通販だ。そらそうなんだけど、ブルータスはそうは言いません。「おもてなし」の響きに似た日本の心とたっぷりの愛嬌を込めて、やはり「お取り寄せ」と呼びたい。
ブルータスにとっての「お取り寄せ」は、祭りです。準備にはいろいろ大変なこともあるけれど、グランプリ審査会が近づくほどに感じる高揚感、まさしくそれ。フードチームが競うように試食に試食を重ねた末の晴れ舞台、その記録がこの特集なのです!
それだけ力を込めて取材に臨むだけに、校了を終えて発売を待つ年末年始は、編集スタッフにとってはいわば祭りの後。ですが、私はお取り寄せロスになることもないまま、マジメに「復習」に取り組んでいました。掲載商品を個人的に再お取り寄せして、「やっぱりうまい!」と確認するという、誰にも頼まれていない(けど、やりたい)仕事。本が発売されてからだと、人気でお取り寄せしにくくなっちゃうのもあるかもなので。役得ですね。
読者のみなさんにとっての祭りはこれから。ぜひ隅々までチェックして、お取り寄せを楽しんでいただければ!
From Editors 3
よっ、日本一!
“お取り寄せ山”が
できるまでのこと。
子どものころ、「こんな景色があったらいいな」と、空想にまかせ絵を描くのが好きでした。お菓子が空を飛んだり、ごちそうが並んでいたり。……それから時は流れ、2016年冬、まさかその景色が現実になるとは。
お取り寄せ特集では毎号、“お取り寄せ四天王”を迎えたトビラページの撮影に趣向を凝らします。3年ぶりの復活を遂げる「日本一のお取り寄せグランプリ」では、どのようなセットを組むべきか? 打合せで誰かがつぶやいた、「年明けだし、日本一なら、やっぱり富士山でしょ」という一言から、巨大富士山を作ることに。
そしてその際、全員の意見をまとめるため、私が勢いで描いたラフが、ほぼそのまま立体になって目の前に出現!! アイスバーやらイカやらが宙を舞い、食べきれないほどの料理がテーブルをぎっしりと埋め尽くす……。脳みそが、夢か現実かの判断を迷うのを感じました。
そんな、ありがたい富士山セットに見守られつつ(?)開催されたグランプリ、お取り寄せの品々のレベルはまさに日本最高峰。四天王も、「今回はすごかった」と太鼓判です。 みなさんもぜひ“お取り寄せ山”の品々を取り寄せてみてください!