マガジンワールド

特別なごちそう、今日はとんかつ。 From Editors No.852

From EditorsNo.852 フロム エディターズ

特別なごちそう、
今日はとんかつ。

今日はロースにしようか、それともヒレにしようか。大好きなとんかつのことを考えて、一日を過ごす。そんな時間はとても贅沢で平和、魅力的だなあと思うのです。そう、今号は丸ごと一冊「とんかつ」特集。この特集の中でロングインタビューをした糸井重里さん(大のとんかつ好き)にも、本当ですか!? とさすがに驚かれましたが。

昨年『町の中華』という特集を作ってから、次はいつかとんかつで特集を作りたいと話をしていました。とんかつが日本に登場したのは明治時代のことですが、その当時から変わらず、みんなの「ごちそう」であり続けるあの存在感が、なんとも魅力的でした。それと、「今日はとんかつを食べるぞ!」と気持ちが入った表情で、お店に並んでいるお客さんたちの顔がたまらなくイイんですよね。

特集は、町の名店や新しいチャレンジをする人気店の取材、愛するとんかつについてのインタビュー、作家たち13人のエッセイ集など、さまざまなカタチを取りながら、溢れんばかりの「とんかつ愛」を紹介しています。

ああ、この文章を書いていたら、またなんだか無性に、とんかつが食べたくなってきました。

 
●︎︎︎矢作雄介(本誌担当編集)
上野広小路の『井泉 本店』にあった、新しいステッカーのサンプル図案。かわいい。
上野広小路の『井泉 本店』にあった、新しいステッカーのサンプル図案。かわいい。
浅草の『とんかつ ゆたか』には、故・古今亭志ん朝師匠もよく通われていたそう。
浅草の『とんかつ ゆたか』には、故・古今亭志ん朝師匠もよく通われていたそう。
とんかつは自宅派という方に、おいしいソースも特集しています。
とんかつは自宅派という方に、おいしいソースも特集しています。
ブルータス No. 852

とんかつ好き。

662円 — 2017.08.01
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ブルータス No. 852 —『とんかつ好き。』

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