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今年で11年目。 From Editors No.869

From EditorsNo.869 フロム エディターズ

今年で11年目。

毎年のように書いている気がするが、居住空間学の担当をして11年。過去11冊を作ってきて、それぞれに思い出はたくさんあるけれど、今年、一番大きく変わったな、と感じたのが、住まい手たちの年齢。
特集を作り始めた当初は、人生の先輩が大多数。それがいつしか、年下の住まい手たちが増えてきた。単純に自分が年齢を重ねた、それは大いにあるけれど、こんなに30代ばかりが出ている回もなかったんじゃなかろうか。彼ら世代を中心に、『人任せにせず、自分の手を動かして作る』という行為が日本中に浸透している、というのが今回の取材を終えての実感。

巻頭の谷本大輔さん(なんなら、空南くんは、十代!)もそうだし、加古川の岡本亮さん、表紙の城戸雄介さん、そして茅葺屋根の古民家を改装した十場天伸さんもそうだ。

毎年、校了後は「今年はやりきった。もうこれ以上の居住空間も住まい手も見つけられない」と、出し切った感があるのだけれど。ニュージェネレーションの住まい手たちのアイデアやバイタリティ、その勢いが増している様子。まだまだ、日本中には、おもしろい住まい手がいそうな、そして増えそうな、そんな予感を持たせてくれる、そんな号でありました。

●︎︎︎杉江宣洋(本誌担当編集)
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写真は、十場天伸さんのところで買った、土鍋にもなるスリップウェアの耐熱おおぶり深皿。インテリアや家づくりの話だけでなく、彼らの創作への思いが聞けるのも、この特集を取材する醍醐味でもあります。


ブルータス No. 869

居住空間学2018 歴史をつなげる部屋。

680円 — 2018.05.01電子版あり
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ブルータス No. 869 —『居住空間学2018 歴史をつなげる部屋。』

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