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そろそろ、刀を持ってみる? From Editors No.877

From EditorsNo.877 フロム エディターズ

そろそろ、刀を持ってみる?

例えば、友達から「こないだ刀買ってさ」ってセリフ、聞いたことありますか? 私はありません。特集担当者がのっけからなんですが、一般的に言ってちょっと遠い存在ですよね、刀。武士の魂、精神的な支えとして象徴的ではあるけど、現代社会で実際に持つには登録が要ったり、物騒に感じる人も……?

この美術刀剣の特集を作るにあたっては、刀剣鑑賞の喜びについて、実際に所有している人に話を聞くのが一番だろう、ということで刀をお持ちの方を探すことになったんですが、これが結構難しくて。「車」とか「時計」みたいに外で見かけるものではないし、持っていたとしても公言している人があんまりいない。でも、探してみたらいたんですよ。

まず、元格闘家の前田日明さん。じつはプロの中でも有名な刀剣コレクターです。次に〈マウンテン・リサーチ〉などのブランドを手がける小林節正さん。骨董収集が趣味だったお父様から譲り受けた刀剣を、折々に手入れしていらっしゃる。そしてクリエイティブ集団〈WOW〉代表の高橋裕士さんは、なんとご実家が1700年代から続く刀鍛冶。

古い刀剣を自ら収集する人、父との絆として所有し続ける人、そして現代刀剣を持つ人。刀自体が擁する背景もさることながら、この三人の刀との付き合い方が三様に濃く、刀を持つことがとてもかっこよく思えました。三人のインタビューは、ぜひ本誌でご覧ください。

●︎︎︎草野裕紀子(本誌担当編集)
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自宅で鎌倉時代からの刀剣を手入れする小林節正さん。壁にはグレイトフル・デッドのポスター、卓上にはエンゲルスのオブジェで、らしくてシュールなトライアングル。撮影:伊藤徹也


ブルータス No. 877

わかる?楽しい!カッコいい!!「刀剣」

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ブルータス No. 877 —『わかる?楽しい!カッコいい!!「刀剣」』

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