「アニメの時代」だった平成を振り返ります。 From Editors No.888
From EditorsNo.888 フロム エディターズ
「アニメの時代」だった
平成を振り返ります。
日本アニメのはじまりを1958年の「白蛇伝」とすると、アニメ史は60年。平成30年はその半分にあたります。深夜アニメの枠がスタートし、製作される本数も爆発的に増え、日本を代表するカルチャーへと発展したアニメ。その濃厚な歴史を振り返る号となりました。
アニメ好きが“あの頃”のアニメを思い出すとき、その作品の内容だけでなく、自分がそのとき何をしていたかも思い出すのではないでしょうか。子供時代に親と観たキッズアニメ、受験前夜に緊張で眠れなくなって観たギャグアニメ。大事な仕事の前日に自分を奮い立たせるために観たバトルアニメ。失恋した時は青春もののアニメが一切観られなくなったっけ……。といったように。
年表やコラムのページには、いろいろな作品が登場します。「こんな作品あったなあ」「この作品、大好きだった」と、思いを巡らせながら読んでみてください。
「夢のテレビ欄」のページでは、平成アニメの“神回”を集めた番組表を作りました。こちらの作成時には、ライター陣がかなり白熱。「なんでこれが入ってないんですか!?」「エピソードはこっちのほうがいいと思うんですが」「バランスこれでいいですか?」「チャンネル増やして!」。私の好きな作品も、スペースの都合で泣く泣く削ることに……「プリンセスチュチュ」13話、入れたかったなあ……。自分だけの「夢の番組表」を作るのも楽しいと思うので、みなさんも考えてみてください。
●鴨志田早紀(本誌担当編集)