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熱帯雨林撮影紀行。 From Editors No.889

From EditorsNo.889 フロム エディターズ

熱帯雨林撮影紀行。

今回もいろいろな場所でファッション撮影をしましたが、なかでも印象的だったのはインドネシア・バリ島での撮影。〈Louis Vuitton〉〈Dolce&Gabbana〉〈Gucci〉の3ブランドの洋服を持って行き、全12ページを撮りおろし(P94〜P105)。出発前に何度も打ち合わせをしてイメージを膨らませ、到着してからのスケジュールを組み、ガイドブックも読み込みました。それでも、初めての海外ロケ。初めてのバリ島。モデルは現地調達。ロケ場所も目処は立てども行ってみないと分からない。雨季。言語力不足。不安は尽きません……。

2月初旬、雪が降るほど冷え込んだ日本を出発し、いざ3泊5日のバリ島撮影旅へ。成田空港から直行便で約7時間。平均気温28度、湿度は90%とやや高めで、日本の夏に似た気候。春夏シーズンの撮影にはぴったりです。到着してすぐ現地のモデルを呼んでのオーデションを行い、翌日からの撮影に備えました。2日目からは撮影候補地をモデルと一緒に回り、ロケハンとモデハンをしながら手探りで撮影を進めていきました。雨上がりにしか見られない幻想的なサンセット、荘厳なテキスタイル、南国の植物たち。見たことのない絶景で、奇跡のような写真がたくさん撮れました。今回撮影した多くの場所はコーディネーターさんが案内してくれた、ガイドブックには載っていない、現地の人がリアルに生活をしているところ。市場や商店街の裏路地だったり、行きつけのカフェだったり。バリ島に住むモデルで、バリ島のリアルを撮影したのです。

朝から降り止まないスコール、大渋滞、撮影中の野次馬などハプニングもありましたが、何より楽しくて、忘れられない撮影旅になりました。バリ島の熱気とスタッフの熱量を、ぜひ誌面で感じてください。

●辻田翔哉(本誌担当編集)
BRUTUS 889号:From Editors
撮影最終日、スタッフ4人で旅の疲れを癒しにボカシ酵素風呂へ。30分の酵素風呂に60分の全身オイルマッサージを頼んで、だいたい2500円也。


ブルータス No. 889

服はあるのに、着たいものがない?

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