マガジンワールド

Special Contents まだまだあります! 注目の外遊び。

特集ではたくさんの外遊びをアウトドアマンたちと一緒になって楽しんできた取材班。でも、それ以外にもまだまだ盛り上がりを見せる外遊びがあるのです。記事では11のアウトドアを紹介していますが、Special Contentsではそのうちの4つをご紹介。この夏、トライしてみたい外遊び、見つかるはずです。

RIVER SUP
リバーサップ

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パドルボードで、川をツーリング。

SUP(スタンドアップパドルボード)で、リバーツーリングやホワイトウォーターと呼ばれる急流下り、リバーサーフィンを楽しむ水遊びです。初心者はまず波のない湖で練習するのがいいでしょう。慣れたらラフティングと同様に、沢の上流から本流までを一気に下ります。上級者になると、より激しい波がある渓谷を選ぶ人もいますね。板はインフレータブルといって、空気で膨らませるタイプを使用。海で使うSUPよりも浮力があり、安定感も抜群です。また、激しく岩に当たっても割れません。パドルも折り畳み式や伸縮式のものがあり、ボードと両方を専用バッグに入れて持ち運びが可能。マイボードを持って、旅行する楽しさもありますよ。

GUIDE
平間和徳
日本リバーSUP協会理事。群馬県水上でガイドをしている。プロスノーボーダーとしても活躍。
http://www.japanriversup.com/
平間和徳


SUBWING
サブウイング

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イルカのように水中を進むスポーツ。

ノルウェーに暮らす20歳のサイモンとシパーセントという若者2人が地中海を旅行している最中にアイデアを思いつき、2010年に製品化した“サブウイング”。独立して回転できる2枚の翼をつないだもので、女性でも片手で持ち運びができる軽さ。モーターボートなどで牽引してもらいながら、水中を約3.6~7.2㎞/hほどの速度で泳ぎ回ります。手首の動きによって簡単に自在にその深さや方向を変えることができるので、まさに自分がイルカにでもなったような気分になれる新しいウォータースポーツ。今では日本を含め世界25ヵ国で楽しめるようになりました。泳げない人でもサブウイングをつかんでいる限り水に浮くので息継ぎも簡単。どなたでも簡単に楽しめます。

GUIDE
武井修平
サブウイングジャパン広報。マリンスポーツ好きが高じて「もっと気軽に楽しめるものを」探す中サブウイングに出会う。2014年に日本総代理店に。
武井修平



SAND BOARD
サンドボード

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浮遊感を楽しむ横乗り系スポーツ。

名前の通り、砂(Sand)の上を板(Board)で滑走するスポーツです。日本ではまだあまり知られていませんが、フランスやドイツ、アメリカ、南米各国、オーストラリアなど世界中でサーフィンやスケートボードなどと並ぶ横乗り系として親しまれています。必要なのは専用のボードとワックスのみ。ボードの形状はスノーボードと似ていて、軽いのでジャンプやスピンもマスターしやすいですよ。また、転んだとしても砂の上なので比較的安全です。滑り心地はスノーボードに近く、バックカントリーでパウダースノーを楽しんでいる感覚にそっくり。スノーボード人口の多い日本では、雪を待ちきれない人たちの夏の遊びやトレーニングとして、ますます人気が高まりそうです。

GUIDE
クリス・グリーン
サンドスポーツ・ジャパン代表。日本へ「サンドボード」を広めるため、2000年から大会の主催やボードレンタルなどさまざまな活動を行っている。
クリス・グリーン


CAVING
ケイビング

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日常を抜け出して洞窟探検。

ケイビングのフィールドは手つかずの自然洞窟。そこを探検するアクティビティです。真っ暗な道を自分のライトを頼りに、人1人がやっと通れるような穴や、匍匐前進しないと行けない場所を探検します。僕が主催するツアーでは、エメラルドグリーンの地底湖がゴール(地底湖の水は飲むこともできる!)。道中では、動物の骨や化石、洞窟にしか生息していない虫にも出会えます。洞窟は、全景がわからないのが面白い。この先に何があるのかを探るために進みます。地面に這いつくばり、岩をよじ登りながら、きれいな鍾乳洞や地底湖を見る。その素晴らしさは行ってみたらわかるはず! 地上にはない未知の世界を体験できるのは、ケイビングだけの魅力といえるでしょう。

GUIDE
吉田勝次
洞窟探検家。世界中の洞窟を探検し、プロガイドとなる。日本ケイビング協会会長も兼務。http://www.genkijin.jp/ciao/
吉田勝次



ブルータス No. 783

アウトドア大全

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