Special Contents マイガーデナーを見つけよう。
住宅を数多く手掛ける建築家やインテリアスタイリストもオススメする庭づくりのプロたちを、全国から厳選。庭づくりの頼れる相棒を見つけてください。
移ろいゆく自然の風景のように、四季折々の旬の花々が店先に並ぶ東京・西麻布の〈ル・ベスベ〉。スタイリスト御用達のフラワーショップとして知られるが、店主、松岡龍守さんは、店舗や個人邸のガーデンづくりも積極的に行う。特に季節感を大切に、落葉する木や紅葉する木、実のなる木などで季節感と色のグラデーションが楽しめる庭づくりを提案したいと語る。
「マンションのベランダなどの狭いスペースでも、鉢植えを生かして四季を感じる庭はつくれる」と松岡さん。
建築家と協働のもと、住宅を中心とした庭づくりを手がける園三さん。建築のスケールやバランスを考えながら、適切な樹木を選び、空間をつくり上げていくという。日差しが強く差し込むドライガーデンではなく、北面や中庭を生かしたしっとりとした庭がオススメだと語る。エントランスや浴室脇などの狭小地での、効果的な庭づくりも提案する。
園三さんが庭づくりに薦めるのがヤマモミジ。秋の紅葉はもちろん、春には爽やかな新緑が楽しめるという。photo/ Masato Kawano
樹木や石のありのままの形を活かし、個人住宅のほか、旅館や集合住宅など、多様な庭を手がけてきた住谷晃也さん。建物と庭は一つの存在であると提案し、自然の森の中にある住まいを理想とする。造園家である父、弘法さんの影響から、アオダモ、ハウチワカエデ、ヤマボウシなど、表現が豊かな植物を使い、住む人が四季の移ろいを感じられる庭をつくり上げていく。
店内から豊かな緑の庭が堪能できる大阪の〈MIGIWA〉は、住谷さんの家族が運営しているガーデンラウンジだ。