銀座考現学。 Special Contents BRUTUS No.865
Special Contents 銀座考現学。
民族学者の今和次郎らは昭和初期、銀座を歩く人々をつぶさに観察し、スケッチしました。服装や持ち物、本屋での立読みスタイル等々。時代の断片をリアルに記録・分析することで、世相と捉えようとしたのです。それから九十余年、銀座はいまどんな街になったのでしょうか? 泉麻人さんと一緒に、今和次郎的人間観察に繰り出してみました。
待ち合わせ中にも気になる人を見つけた。
和光前は日本一地価の高い待ち合わせ定番地。メロンパンを手にしたこの男、人待ちと思ったら数分後新橋方面へ去っていった。ちなみにこの建物は1932年築の銀座通りの最長老。
中高年の溜まり場は喫煙所からポケモンGOスポットへ。
泰明小学校手前のみゆき通り一角に、ポケモンGOらしきゲームに熱中する人々(しかもほぼほぼ中高年サラリーマン)が溜まっていた。もしや、タバコをやめてこういう方面で気を紛らわしている人たちなのかもしれない。ランチタイムの街頭風景も変わった。
GINZA SIXの地階にはさまざまな階層の人がいた。
G6(GINZA SIX)地階のエノテカ一角のイートインで豪勢にランチをとるマダムを見た。一方、フロアの休憩ソファで一人質素に弁当を開くクールビューティーな女性も。
中国女子はバブルを彷彿とさせるいでたちが多数。
4丁目交差点の日産ギャラリー前で発見した長身サングラス3人娘。ロシアに近い中国東北部のモデルっぽくもあり、なんだか急にロックを歌い踊りだしそうな気配もあった。