札幌 食 お助けアドレス100 Special Contents BRUTUS No.881
Special Contents 札幌 食 お助けアドレス100
札幌は言わずと知れたグルメの街。滞在中の食事機会は貴重で、店選びの失敗はあってはならない。悲劇回避のために、札幌の食通にリサーチし、地元のスタッフが精査した、シチュエーション別・食のアドレス帳(自信アリ)。ウェブでは、5つの場面から、1軒ずつご紹介!
朝ご飯も手を抜かずに
満喫したい。
食事処 ながもり
海鮮食堂/創成川東
脂したたる焼魚定食を、市場の中で。
二条市場で海産物を中心に扱う三浦商店が、すぐ隣で営む食堂。選りすぐりの素材を海鮮丼や定食にして振る舞ってくれる。観光スポットながら地元客が多いことからも、そのクオリティは折り紙付き。焼魚定食はサーモンハラスやホッケなど1,000円以下のメニューも豊富だ。
data 今年始めた銀むつカマ定食1,200円は、肉厚ジューシーでボリューム満点。マグロ・ホタテ・甘エビなどがのった海鮮丼2,000円ほか丼も充実(共に税込み)。●札幌市中央区南3東1 二条市場内☎011・222・6733。7時~16時。不定休。
名店の味を
気軽にランチで。
すし屋のさい藤
寿司/すすきの
夜の街すすきの、昼に至福の握りあり。
店主の斉藤明さんは、地元・東京と札幌で修業し、新鮮なネタが豊富に揃う激戦区すすきので2000年に店を構えた。10・12・14貫のおきまりは、自ら目利きした道産ネタが中心。羽釜炊きのシャリや静岡から直送の本わさびなど、すべてに気が配られた握りで至福のランチを。
data 昼は握り10貫のおきまり4,500円がお値打ち(夜5,000円)。夜は酒肴と握りのコースも。●札幌市中央区南6西4 プラザ6・4ビル1F☎011・513・2622。11時~13時30分LO、17時~23時LO(日・祝は夜のみ、17時〜22時LO)。不定休。
スイーツ激戦区札幌で
行くべき店。
喫茶 カルメル堂
喫茶店/大通
優しい時間を静かに味わう。
ふっくらと丸いフォルムのどらやきは店の名物。コーヒー餡と季節のどらやきの2種を味わえる。淹れたてのコーヒーの香り、時の流れを感じる店内。好きな本を読みながら、物思いにふけりながら、一息つきたくなる優しい時間。3名以上の席はないので1人か2人でごゆるりと。
data 季節のどらやき300円。珈琲どらやきやフレンチトースト、キッシュなどのスイーツメニューも充実。●札幌市中央区南1西6−20−2 KYビル6F☎011・212・1180。12時~20時30分LO(日18時30分LO)。月曜・第1火曜休。
牛、豚、羊……
道産肉をガッツリと。
裏参道牛肉店
牛肉料理/円山
牛肉のいろんな部位をいろんな味で。
一大酪農地帯・十勝の鹿追町にある自社農場で、良質な飼料を与え、のびのびと育てた「おおひら牛」の専門店。甘味を感じるクリーミーな脂と濃厚な赤身は、乳牛と黒毛を掛け合わせた肉ならでは。ローストビーフやステーキ、ビフカツ、ハンバーグなどでその旨味を実感。
data ローストビーフ200g3,500円。1皿で4〜5種類の異なる部位が味わえる。部位は日によって替わる。●札幌市中央区南1西22−2−11 裏参道シティハウス1F☎011・618・1129。11時30分〜14時LO、18時〜21時LO。不定休。
2軒目に使いやすい、
感じの良い店。
小さな立ち飲み屋Odeco
立ち飲み/南3条
自称・日本一小さな立ち飲み屋。
料理人や著名人に愛された伝説の居酒屋、〈サルティンバンコさるや〉の店主・高橋幸子さんが営むバー。開店前は犬小屋(豪華!)だったという1畳ほどの空間は、4人入れば満杯。約100年前の札幌軟石の防火壁を改築したその佇まいに、引き寄せられる人が後を絶たない。
data 左/サンマのピリ辛煮付け580円。右/地酒、冬花火1杯(約1合)750円。このほか角ハイボール500円など(すべて税込み)。ノーチャージ。●札幌市中央区南3西7−4−1☎080・9405・0307。15時〜23時(日〜21時)。火曜休。