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家にいちばんいる時間を考えてみた。 From Editors No.846

From EditorsNo.846 フロム エディターズ

家にいちばんいる時間を考えてみた。

ブルータス草創期の人気企画【居住空間学】を復活させたのが2008年。それから数えて10冊目、5月1日発売のブルータスは特集『居住空間学』です。これまで取材した家は200軒超。そんな数もの家々を取材してきましたが、今回初の試みとなるテーマをつくってみました。

家にいちばんいる時間帯っていつなんだろう?
それは夜、ですよね。

インテリア特集では、明るい光の中で撮影することが基本。部屋の表情も見えやすいし、なにより気持ちのいい空間にうつる。でも、今回取材した2軒は、最初にうかがったときが夜、そしてものすごく居心地がよかったんです。夜は、寝る時間も含めれば、家にいちばん長くいる。その時間をいかに居心地よく過ごすかというのは、日々の生活にとても大切なことなんじゃないか、というのが、企画のスタートでした。

今年の居住空間学、インテリア特集の機能は万全に。ヴィンテージマンションとの付き合い方や、ビル一棟買いで職住一体生活を、成長と生活に合わせて積み重ねるセルフビルドなど……。さまざまな暮らし方を模索する人たちのヒントとなるような家々を取材しました。

 
●︎︎︎杉江宣洋(本誌担当編集)
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ドアをおさえておきたいとき、鹿児島の川畑健一郎さんの家では水牛が担当。世田谷の大坪さんの家では、立ち小便をする犬と小さなネズミが担当していました。なんてことのない、でも目の行き場所には常にかわいいものがある、それだけで日々の生活がほぐれるんだろうな〜と実感した次第です。


ブルータス No. 846

居住空間学2017 記憶を重ねる部屋。

693円 — 2017.05.01
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ブルータス No. 846 —『居住空間学2017 記憶を重ねる部屋。』

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