マガジンワールド

バーでスマートに注文できていますか? From Editors No.854

From EditorsNo.854 フロム エディターズ

バーでスマートに
注文できていますか?

バーにはメニューがないところが多いです。飲みたい酒を自由にオーダーできる半面、慣れていないと何を頼んでいいのかとちょっとたじろぐ感じもありますよね。「ジントニックを飲めば店の味がわかる」というような言葉を聞くように、初めて行く店ならスタンダードカクテルを頼んで、様子を見るというのもひとつのテではあるようです。

一方で、バーテンダーの側からすると、客の意外なオーダーにいかに応えるかというのも腕の見せどころ。外国人のお客さんには、細かいことは言わず「Surprise me」と注文する人も多いらしく、「お任せで」と頼むよりカッコいい。いつか使ってみたい、サプライズ・ミー。

「私のイメージで何かカクテルを」というオーダーもよくあるとか。取材したある女性バーテンダーは、男性客にこのオーダーをされたときの鉄板を用意しているらしく、それがワインをベースにした「アドニス」というカクテル。ギリシア神話に登場する美少年の名前で、それと伝えると必ず喜んでもらえるのだとか。神話になぞらえて、「嫉妬を買って、殺されないように気をつけてくださいね」と言い添えるのまでセットだそうです(笑)。

スマートにできるかどうかは別にして、個人的にはこういったバーテンダーとの交流がバーの楽しさだと思っています。それこそ20年通うバーを見つけるためには、必須の条件です。

 
●︎︎︎中西 剛(本誌担当編集)
brutus-editor-854-2
今回、「バーの作法と心得を知る。」のページでは、ご登場いただいたバーテンダーの方々に、注文の仕方を始め、さまざまなお客さんのエピソードを語っていただいています。バーテンダーの本音がわかります。


ブルータス No. 854

20年通えるバー。

650円 — 2017.09.01電子版あり
試し読み購入定期購読 (20%OFF)
ブルータス No. 854 —『20年通えるバー。』

紙版

定期購読/バックナンバー

デジタル版

詳しい購入方法は、各書店のサイトにてご確認ください。書店によって、この本を扱っていない場合があります。ご了承ください。