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帰ってきた! おいしい酒場特集。 From Editors No.899

From EditorsNo.899 フロム エディターズ

帰ってきた! おいしい酒場特集。

2011年『おいしい酒場』特集が発売されました。代々木公園〈アヒルストア〉が巻頭で、ナチュラルワインと、シンプルだけどおいしいつまみを出すミニバルのムーブメントを牽引しました。 そして、2014年にはその続編『もっと! おいしい酒場』特集が。巻頭は浅草橋〈WINE SHOP & DINER FUJIMARU 浅草橋店〉のオープニングパーティの賑わいでした。日本各地の新しいナチュラルワインの店々とともに紹介したのが、日本酒好きはもちろん、ナチュラルワイン愛飲家に再発見された形でも広がった純米酒・燗酒を出すお店。両方ご用意、という店も多数現れた時期でした。
そして5年の時を経て、満を持してみなさんにお届けするのは、新時代の酒場のアレコレを詰め込んだ『ますます! おいしい酒場』です。巻頭は、「日本のサン・セバスティアン」の異名轟く酒場街、立石の〈ブンカ堂〉。ここには、ナチュラルワインも、純米燗酒も、果実ゴロゴロのサワーもクラフトウィスキーもあるのですが、さらにグッとくる3要素があります。店主と客、客同士の距離を縮める魔法の装置「コの字カウンター」があること、毎日15時開店で「おやつ呑み」ができること、ご主人のお姉さんとお母さんがヘルプで入る「家族経営」でほっこりできること、です。お母さんに挨拶しつつ、明るい時間からお隣さんやお向かいさんとナチュラルワインやサワーで乾杯した時は、「酒場」界の成熟を感じずにはいられませんでした。お店の成り立ちなど、詳しくは本誌でご覧ください。
このお店以外にも、まだまだたくさんの、新時代を作る酒場が登場しますので、夏の楽しい酒場ホッピングおともに、ぜひ!

●草野祐紀子(本誌担当編集)
BRUTUS 899号:From Editors
〈ブンカ堂〉ご主人の西村浩志さん(中)と母・ヨシ子さん(右)と姉・和子さん。この朗らかな笑顔に会いたくて通う常連多数。撮影/伊藤徹也


ブルータス No. 899

ますます!おいしい酒場。

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ブルータス No. 899 —『ますます!おいしい酒場。』

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