Special Contents 8ヶ月のあれこれ。
この企画がはじまったのは、昨年末のことでした。半年以上かけて松浦弥太郎さんと一緒に出かけ、見聞き、体験したことの一部(端っこ?)を紹介します。集大成としての本誌をぜひご覧下さい。
![sp784_img1](https://img.magazineworld.jp/2014/08/sp784_img11.jpg)
1月下旬:鎌倉にある民藝店〈もやい工藝〉にて、代表の久野恵一さんと打ち合わせ。久野さんを通じて、東北に伝わる「ホームスパン」という織物で服地をつくる。松浦さんがずっと憧れていた布で、織り上がるまでに2〜3ヶ月かかるという。
![sp784_img2](https://img.magazineworld.jp/2014/08/sp784_img21.jpg)
4月上旬:岩手県盛岡市にあるホームスパンの工房〈蟻川工房〉へ。3日にわたり、制作工程やホームスパンの歴史をしっかりと教えていただきました。そして初日に出してくださったのが、盛岡名物の「ごま擂り団子」。とてもおいしくて、思わず写真に撮る。
![sp784_img3](https://img.magazineworld.jp/2014/08/sp784_img3.jpg)
8ヶ月ずっと:「男の一流品カタログ」を作るにあたり、あらゆるジャンルから男にとって大切なもの80点を考え直しました。リストを完成させては修正を繰り返し、ひたすら精度を高め続ける。この「フラッグハリヤードチェア」は当初からリストの上位にあったもの。
![sp784_img4](https://img.magazineworld.jp/2014/08/sp784_img4.jpg)
6月中旬:とても暑い日に、料理研究家のホルトハウス房子さんのご自宅へ、お話をうかがいに行きました。その際、取材スタッフに出してくださったショウガのゼリー。美しい器にもられ、一同うっとり。この頃よく「食いしん坊はとても大切なこと」と話をした。
![sp784_img5](https://img.magazineworld.jp/2014/08/sp784_img5.jpg)
7月上旬:京都へ。東京青山にある〈バー・ラジオ〉の店主、尾崎浩司さんの新居を訪ねました。樹齢300年のドイツの天然ナラをふんだんにつかった見事なお宅。尾崎さん自家製のとびきりのハーブティーをいただきました。一流とは思いやりなのだと考える。