パーマ Special Contents BRUTUS No.844
Special Contents パーマ
ウネウネ、モジャモジャ……。パーマ歴18年のタブラ奏者・U-Zhaanさんが選ぶ、パーマヘアのミュージシャンを入口としたアルバムセレクション。ヘアカタログとしても使用可。
Ustad Zakir Hussain
『インド古典パーカッション
超絶のリズム』
ザキール・フセイン先生による日本録音のアルバム。1曲目に収録されているEk Tal(12拍子)での素晴らしいソロ演奏をとにかく聴いてみてほしい。僕が初めて購入したタブラのCDでもあります。近所のデパートでこれが売っていなかったら、僕はタブラの演奏を始めていなかったでしょうし、パーマもかけなかったと思います。
Pandit Shivkumar Sharma
『Hundred Strings of Santoor』
サントゥールという、100本ほど弦がある楽器の奏者。チューニングが大変そうですよね。本来インドでは使われていなかったサントゥールを北インド古典音楽に持ち込み、独自に奏法を編み出したのが彼です。今ではすっかりポピュラーな楽器になりました。来年で80歳を迎える彼のトレードマークは、美しい白髪のアフロヘアです。
Esperanza Spalding
『Esperanza』
素晴らしいリズム感でウッドベースを自在に弾きこなしながら素敵に歌う彼女も、クエストラヴと並んで理想的な円形を描くパーマの持ち主です。近影では髪の毛をドレッド風に編み込んでしまっていますが、それもよく似合っています。去年リリースされたアルバム『Emily’s D+Evolution』も、驚くほど良かったですね。
レキシ
『Vキシ』
日本のアフロヘアミュージシャンの代名詞的な存在になった池ちゃん。この最新アルバムでは「一休さんに相談だ」という曲が一番好きです。そういえば彼と2人で川越観光をしたことがあるのですが、もじゃもじゃ頭が並んで埼玉県の小都市を歩いているのはやっぱり異様な光景のようで、道行く人たちがみんな振り返っていました。