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東京イタリアンガイド Special Contents BRUTUS No.893

Special Contents 東京イタリアンガイド

ワイン食堂でふらっと一人飲み、みんなで味わう郷土の味、カウンター越しに堪能するシェフの技……。今日行きたい、これからも通いたい、東京イタリアンのオールタイム・ベスト! 全8ジャンル76店のなかから、ウェブでは4店をご紹介。

注目! ニューオープン。Nuovo

トラットリア アンティクァートTRATTORIA ANTIQUATO

麻布十番
メニューイメージ
サルティンボッカ2,200円は、薄く叩いた豚フィレ肉と生ハムを重ねて焼いたローマ料理。フォンドボーとマルサラ酒で作るマルサラソースで。

昆布で育つ和牛や産直の鮮魚。力のある食材を直球勝負で。

〈ラ・ビスボッチャ〉や〈イル・ボッカローネ〉といった名店で5年余りローマ料理を学び、その後ローマを中心にイタリア各地で修業を積んだ伊藤淳シェフ。麻布の住宅街に開いたイタリアのトラットリアそのものの雰囲気な店は、居心地がよくてつい長居をしてしまう。メニューは得意のローマ料理を中心に、イタリア各地の郷土料理を幅広く網羅。黒板にはその日のおすすめ料理も登場。昆布を食べて育つ北海道日高産の黒毛和牛「こぶ黒」や、千葉の館山や宮崎の日向灘などの漁港から直送される旬の魚介といった間違いなくおいしい素材を、タリアータやローストといった料理法でストレートに味わわせてくれる。1人ですべてをこなす伊藤シェフ。1人だからこそ一切手抜きをせず、日々フォカッチャの生地を仕込んで焼き、有機野菜のカポナータやライスコロッケなど多種多彩なアンティパストを用意する。いずれも、シンプルながら満足度の高い料理となっている。
メニューイメージ
アンティパスト・ミスト1,800円。アランチーニ(ライスコロッケ)、キノコのソーテーのマリネ、シラスのフリッタータ、モルタデッラ、ミラノサラミ。
shop data
2019年2月9日オープン。●東京都港区東麻布2−22−4 ☎03・5797・7272。11時30分~14時30分LO、18時〜21時30分LO。月曜休。22席。ランチ1,100円〜、ディナーはアラカルト。夜は(コ)300円。
内観イメージ


魅惑の肉料理。Carne

ヴァッカロッサVACCA ROSSA

赤坂
メニューイメージ
アイルランド産プレミアムヘアフォードの骨付きロース。12,960円のディナーコースから。

トスカーナ暖炉を駆使した薪火焼きステーキを堪能。

“薪火焼きのステーキ”ブームを巻き起こした立役者といえば、必ず名前が挙がる渡邊雅之シェフ。火力が安定しにくい薪を常に強火に保ち、保湿した状態で肉を焼き上げるために、トスカーナで多用される暖炉を改造。ナイフを入れても肉汁が一切こぼれないという“神業”を、輸入が解禁になったばかりのアイルランド産骨付き肉にも遺憾なく発揮する。断面をカットした際に見える美しい焼き色の層が、おいしさとその技術の高さを物語る。
shop data
東京都港区赤坂6−4−11 ☎03・6435・5670。11時30分~13時LO(土12時〜13時30分LO)、18時~22時。月曜昼・第1・第3水曜昼・日曜・祝日休。28席。要予約。ランチ1,050円~。ディナーはコース9,180円~。(サ)10%。
内観イメージ


町のワイン食堂。Vino

あつあつ リ・カーリカ

学芸大学
メニューイメージ
トウモロコシの粉のお粥、臼挽きポレンタとリコッタ アフミカート(写真奥)750円。

和の要素を随所に盛り込んだ、立ち飲みOKのイタリアン。

格子のガラス戸を開けると、7坪の小さな空間にL字の木製カウンターが鎮座し、小料理屋風の佇まいが心地よい。カウンター席のほか立ち飲みスペースを設け、いつも活気に溢れている。函館直送の鮮魚や三浦野菜など、その日仕入れた食材で替わるメニューは、イタリアの郷土料理をベースに、和のアプローチを加えた独創的な皿ばかり。ウニのように濃厚な桜エビピュレがのった、新玉ネギのパンナコッタ 桜海老がウニ600円(写真手前)など、見た目からは想像できないほど複雑な味わいのものが多く、ワインが進む。自然派イタリアワインを中心にグラス700円~。
shop data
東京都目黒区鷹番2−20−4 ☎080・4858・2233。18時~翌1時LO。無休。12席。
内観イメージ


あの州の郷土料理。Locale

トラットリア ダイ パエサーニTRATTORIA DAI PAESANI

西早稲田
メニューイメージ
前菜のフィアドーネ、昔ながらのチーズパイ トリュフ風味かぼちゃのソース1,600円。

野菜も肉加工品も自家製。国内唯一のアブルッツォ料理。

現地の本や工芸品に溢れた店を「ここはアブルッツォの博物館」と自称するオーナーのサバティーノさん。アドリア海に面した山岳地帯アブルッツォ州では羊肉料理がメイン。肉加工品の産地としても歴史がありサラミも名物の一つ。この店ではオーナー自らが30種以上を作る。野菜は千葉県佐倉市の自家農園で無農薬栽培したものを使用。現地生まれのシェフが手がける料理は郷土の古典的なメニューながら日本人の舌にもすんなりと馴染む。
shop data
東京都新宿区西早稲田2−18−19 ☎03・6457・3616。11時30分~14時30分LO、18時~22時30分LO(日22時LO)。月曜休。36席。要予約。ランチ1,100円~、ディナー4,800円~。アラカルトも可。グラスワイン800円。
内観イメージ


ブルータス No. 893

新・日本のイタリアン。

693円 — 2019.05.15電子版あり
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ブルータス No. 893 —『新・日本のイタリアン。』

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