おらが故郷の自転車道。 From Editors No.921
From EditorsNo.921 フロム エディターズ
おらが故郷の自転車道。
「ナショナルサイクルルート」を知っていますか? 2019年に始まった制度で、『日本を代表し、世界に誇りうるサイクリングロード』を認定するというものです。現在指定を受けているのは、広島と愛媛を結ぶ〈しまなみ海道サイクリングロード〉、滋賀県の〈ビワイチ〉、そして、おらが故郷・茨城の〈つくば霞ヶ浦りんりんロード〉。素朴な名称に茨城感をひしひしと感じますが、ベテラン自転車ライターさん曰く「都心からアクセスしやすいサイクルルートで、あそこまで景色が開けているのは珍しい。初心者ライダーでもわかりやすく走る楽しさを味わえる良いコースですよ」とのこと。そんなに素晴らしいならば、行ってみるしかないでしょう! ということで、土浦ロケへ行ってきました。
JR常磐線で1時間、土浦駅に着いたら駅ビルのサイクルショップでビアンキのe-Bike〈LECCO-E〉をレンタルし、霞ヶ浦へ。少し走っただけで、いっきに風景が変わります。左手はいちめんの蓮畑、右手には太陽を反射する湖畔が。平日で人が少なかったこともあり、目の前には誰もおらず、景色を独占しながら走るのは、とにかく気持ちがいい。この日はチャレンジしませんでしたが、筑波山側のコースに挑むのも面白そうです(普段ろくに運動をしていない私は、電動アシスト必須ですが)。
本誌では、りんりんロードだけでなく、しまなみ海道、ビワイチについても紹介しているほか、いつかは走ってみたい海外の名サイクリングロードのページもあります。「ここを走りたい!」というとっておきの目的地を、ぜひ探してみてください。
●鴨志田早紀(本誌担当編集)