アイドルの魂は永遠に不滅です。 From Editors No.864
From EditorsNo.864 フロム エディターズ
アイドルの魂は永遠に不滅です。
この春も、昭和の芸能誌『平凡』があった時代の魅力に抗えず、特集「平凡ブルータス」を作りました。若手ジャニーズグループ総出演の第2弾は「学校」をテーマに全編をお送りします。かつて若者が『平凡』を買い始めたのは、ほぼ100%が学生時代。その時期に聴いた音楽、憧れたアイドルは学校の授業と同じペースで吸収され、私たちのカルチャー脳の出発点となっているかもしれません。では今のアイドたちにとっての「学校」とはどんなものだったのか。出演アイドル39名全員に、学校に関する15の質問をしてみました。
1987年12月に姿を消した『平凡』は、最後は芸能誌というよりアイドル雑誌として現『Myojo』のライバル的存在でした。昨年と同じく、今号の出演者のなかでいちばん若いグループは〈ジャニーズWEST〉。ですが、特集校了前に〈King & Prince〉のデビューが発表されるなど、アイドルという存在の勢いは衰えることがありません。昨年の『平凡ブルータス』の撮影を経験したジャニーズJr.もすっかり昭和らしいポーズが板につき、30年前のアイドル像を演じてくれました。アイドルの魂は永遠に不滅です。
BOOK in BOOKでは「平凡と80年代歌謡曲」と題して、80年代の女性アイドル6人を取材。80年代は最後の平凡アイドルが活躍した時代です。岩崎良美さん、松本伊代さん、早見優さん、荻野目洋子さん、芳本美代子さん、西村知美さん。各年のヒット歌謡を細かくレビューしながら、『平凡』取材やアイドル時代の思い出を語っていただきました。皆さん驚くほどに当時の記憶が少ないことも、80年代アイドルっぽくて感動しました!