おめでとう刀剣乱舞、ありがとう刀剣乱舞。 From Editors No.908
From EditorsNo.908 フロム エディターズ
おめでとう刀剣乱舞、
ありがとう刀剣乱舞。
2019年夏、編集長に「刀剣乱舞」特集の担当を任命されてから、本当に、あっ……という間の半年間でした。昨年担当した「WE♡平成アニメ」では、德川眞木さんへのインタビューや燭台切光忠とジャンヌレの椅子のコラボが実現し、温かい感想をたくさんいただきました。この場を借りて、改めて、お礼を伝えさせてください。審神者のみなさんがいかに真摯に作品を、キャラクターを、モチーフとなった刀剣を愛しているかも実感していたので、背筋を伸ばして編集しましたが、発売日を目前にした今、「楽しんでいただけるだろうか……」と手汗を流しながら編集後記を書いている次第です。
できる限り特別感のある号に! という思いで、冒頭の全刀剣男士刀帳は、〈巻き込み観音〉というスペシャルな製本方法にしました。印刷会社に「うちでは前例がありません!」と言われながらも、テストを経て形になっています。アンソロジー「刀剣乱舞空想本丸画撰集」では、ラスボス級の方々に参加していただき、それぞれの作風で描かれた夢のような作品の数々はもちろん、巻末のTHEアンソロな趣のあとがきページまで壮観です。そして公式イラストレーターさんによるコラボ描きおろし! こちらは、発売日後にまた違った形でみなさんの前に登場する予定ですので、続報をお待ちいただければ幸いです。
製作が進むにつれ編集部まわりでもプチ刀剣乱舞ブームが巻き起こり、最初は「キャラクターが多くてよくわからないな~」なんて言っていた弊誌デザイナー(男性・50代)も、あるときから「赤いメガネの子がなんか気になる」とつぶやき始め、校了を迎えるころには「あっ、博多くんだ!」とすっかり推しが定まったようすに。別のデザイナー(女性・30代)も今回の特集をきっかけに最近ゲームを始め、審神者レベル90を超えたと報告がありました。ひとたび触れればどんどん好きになってしまう、刀剣乱舞の魅力を目の当たりにした気分です。担当編集としても、いち審神者としても、これから『刀剣乱舞』の世界がどんな展開を見せるのか、楽しみでなりません!