BRUTUSが「アイドルマスター」特集をするとしたら。 From Editors No.933
From EditorsNo.933 フロム エディターズ
BRUTUSが
「アイドルマスター」特集を
するとしたら。
「アイドルマスターの特集をしませんか?」
バンダイナムコさんからそんな提案をいただいたのは昨年7月のこと。もちろん魅力的な話だっただけに、早々に「ぜひ!」という話にはなったのですが、一方で悩ましい部分も。15年の歴史、メディアミックスなど拡張し続ける5つのブランド、計300名以上の個性的なアイドルたち……この巨大なスケールのコンテンツをどう1冊に「収めるのか」という問題。そして、ただアーカイヴするのではなく、BRUTUSらしいものにするにはどうしたらいいのかと。
そんな中で生まれた企画が「BRUTUSアンバサダー推薦投票」でした。アイマスの中でBRUTUSらしい部分とは、どこなのか。それは長くアイマスを愛し、ゲームを楽しんできたプロデューサー(=ゲームのプレイヤー)たちに聞くのがいちばんだと気づいたのです。
BRUTUSの顔にふさわしい“宣伝大使”を選ぶ投票。アイドルマスター15周年の公式サイトより実施されたこの企画には、プロデューサーたちの熱い思いのこもった推薦文と共に、20,000件近い投票がありました。「自分の担当アイドルではないけど、BRUTUSらしいとなるとこちらのアイドルを推薦します」と、企画意図を汲んで投票してくださった方も多々。結果として、おそらく単純な人気投票とはまた違う、BRUTUSらしい特集の柱になったのではないかと思います。
せっかくだから、選ばれたアンバサダーの方々には今後の特集でもいろいろとお仕事していただいたり……なんてことになるといいですよね。
●中西 剛(本誌担当編集)