ラジオ局とつくる、7年ぶりのラジオ特集。 From Editors No.934
From EditorsNo.934 フロム エディターズ
ラジオ局とつくる、
7年ぶりのラジオ特集。
「再発見されたメディア」
と、あるラジオ関係者の方がいいました。昨年のラジオのメディア接触率が、前年を上回ったそうで。おうち時間の増加、視覚コンテンツの飽和、Bluetoothの浸透……いろいろ後押しがあったのだと思いますが、新しいパーソナリティや斬新な番組設定、ポッドキャストへの参入などなど、ラジオそのものが今面白く進化してるんです。
7年ぶりのラジオ特集の柱は、ラジオ局8局との連動企画。「あしたのラジオ」のテーマだけかかげて各局と企画させてもらい、収録の模様を誌面にする、取材の音声を公にするという新しい試みです。ふつうの雑誌作りにはまずないアウトプットで心配もありましたが、今回は放送局とブルータスの編集の違いも汲んでもらえたら嬉しいです。
「ラジオというなら出ますよ」というタレントさんが現れたり、「この番組のこだわりは記載した方がいいのでは」と校正チームから(普段ならない)アドバイスを受けたり。またたくさんの“ラジオ好き”に支えられて色濃い本に仕上がりました。目でも耳でも、一冊をたっぷりお楽しみください。
●木戸智士(本誌担当編集)