福塚　するする！　特に人前に出るときは必ず緊張しちゃう。
大矢　会議やプレゼンみたいに事前準備ができるものはまだマシだけど、突発的にフリートークしなきゃいけない場面に出くわすと、どうしても緊張するね。
福塚　ボランティア活動をしていたときに、100人以上の前で「抱負」を宣言しなきゃいけないシーンがあって。声は裏返るし、とにかく噛みまくるし、大変だったよ……。
大矢　想像するだけでも緊張しそう。そういう場面だと、どうしても早口になっちゃって、しかも余計な一言を口走ってしまうこともあるから注意してる。
矢口　でも、ちゃんと喋れているならまだいいほうだよ。私なんて、涙が出てきてうまく話せなくなることがあるもん。
福塚　それは大変！　いままでで一番緊張したのは？
矢口　看護師の国家試験を受ける前夜かなぁ。不安と緊張で涙が止まらなくなったの。
大矢　えー！　結果は……？
矢口　試験自体はなんとか落ち着いた状態で受けることができて、合格したんだ！　そのときは嬉しくて泣いちゃった（笑）。
福塚　合格できてよかったね！
矢口　でも、相変わらず緊張グセは直らない。どうすれば緊張ってほぐせるんだろう？
福塚　定番なんだけど、手のひらに「人」って書いて飲み込むようにしてるよ。
大矢　それ、実際に効く？
福塚　少しだけ緊張が和らぐかも。ただ、周囲の人に見られたら恥ずかしいから、こっそりやってるんだけどね（笑）。
大矢　私は、事前にロールプレイングをしてるよ。
矢口　具体的には？
大矢　たとえば、大事な会議で発言する機会があるとしたら、あらかじめ資料には目を通しておいて、言いたいことを書き出してまとめておくの。そして、想定できる問答集を作って、受け答えの練習をしておくんだよ。
福塚　事前にしっかりシミュレーションしておくってことだね。
大矢　そう。ただ、それでも想定していない展開になることもあるから、そういうときは焦っちゃうんだけどね。
福塚　でも、それなら比較的落ち着いて対処できそう！
大矢　緊張するとそれを見せないように必死でカバーしようとするけど、できないことを無理に頑張る必要はないと思うの。それが失敗につながるしね。
矢口　なるほどね。あ〜、もっと早く知りたかったな（笑）。