新井　異性との関係に限らず、幼い頃から妄想家だったんだけど、みんなはどう？
近藤　私も妄想するのは好きだよ！　特にクリスマスや誕生日みたいな記念日のシチュエーションはいろいろ想像しちゃう。
井上　私は逆にあんまり妄想しないタイプかも。昔からすごい現実主義だったんだよね。
新井　へ〜！　女子会とかだと妄想話で盛り上がらない？
井上　あんまりしないんだよね…。あ、でも絶対にありえない、超極端な妄想話で盛り上がることだったらあるかも！
近藤　たとえば、どんな？
井上　「飲み会に平野紫耀くんが遊びに来たらどうする？」みたいな話（笑）。どんなキャラで接するかとか、どこの席に座るかとかで盛り上がるよ！
近藤　その妄想はめちゃくちゃ楽しそうだね（笑）。
新井　でも、やっぱり大人になるにつれて、そういう会話は少しずつ減っていくのかなぁ。周囲の子たちが結婚したり、仕事でも責任のあるポジションに就いたりして、環境が変化してからはくだらない妄想を語り合う機会は減ったかもしれない。
近藤　いつまでも夢見てないで、現実に向き合う、みたいな？
井上　そうだね。理想と現実にはギャップもあるし…。妄想ばかりしていても仕方ない（笑）。
近藤　100％理想通りの展開なんてありえないもんね。でも、理想とは違っていても、自分が幸せって感じられるなら素敵なことだとも思うよ。
井上　そうそう！　むしろ現実に過度な期待をしない方がいいと思う。そうすれば、「裏切られた」と感じることもなくなるし、良い方向に進めば、期待していなかった分よろこびが何倍にも膨らむと思うんだよね。
新井　それって人間関係にも言えることだよね？　完璧な理想通りの人なんていないんだから、衝突することだってあるし、それが当たり前なんだって思うと気楽に付き合えるようになる。
近藤　それで思い出したんだけど、学生の頃、すごくカッコよくて理想通りのバスケ部の先輩がいたの。制服姿もユニフォーム姿も、とにかくカッコよくて。でも、たまたま目撃した私服姿がダサくて、一気に冷めちゃった。あぁ、完璧な人なんていないんだ…って思い知ったよ。
井上　あるある、だよね。勝手に妄想して、自分の理想を押し付けちゃうと、そんなオチが待ってるのかもしれないね。
新井　そうだね。妄想はほどほどに楽しむのがよさそう。