マガジンワールド

anan総研 今週のお題は「小さな親切」。

 
anan総研 意識&行動リサーチ2016
お 題

小さな親切

困っているときの親切は、するのもされるのも気持ちいい!
anan読者200人超で作る「anan総研」。 アンケートや体験取材に積極的に参加して、誌面やサイト、facebookで活躍しています。 ※会員は退会している場合もあります。 https://www.facebook.com/anansoken
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Q 最近、人から親切を受けましたか?

Q. 最近、人から親切を受けましたか? A.YES:85% NO:15%
日常のささいな場面や旅先で人の優しさに触れました。
「道に迷っていたら、見知らぬおばあちゃんが助けてくれた」(35歳・会社員)や「大荷物を持って階段を上っていたら近くの人が手伝ってくれた」( 29歳・自営業)など、困っているときに手を差し伸べてもらったという人が続出。ほかには、海外など旅先でのトラブル時に助けられたという声も多かった。



今週のanan総研メンバー
No.173 前田晴香さん(26歳)前田晴香さん
モデル。職業柄もあり、ボディメイクには余念がない。筋トレはジムではなく自宅で行う派で、毎日100回以上の腹筋は欠かさないそう。


No.155 櫻井智絵さん(30歳)櫻井智絵さん
事務。うま部とマラソン部に参加するなど、anan総研で幅広く活動中! 読書が好きでWEBで「丸の内OLの給湯読書室」を連載している。


No.235 横尾りささん(21歳)横尾りささん
学生。就職を見据えてインターン活動をするなど、忙しく過ごす日々を送っている。ファッションと美容が好きで、化粧品開発に興味あり!



大変なときの優しさには、心まで救われます!

横尾 普段の生活の中で、親切にされることって多いよね。最近も、友だちと電車に乗っているときに、私が立っているところに向かって勢いよく乗ってこようとしている人がいたのね。それに気づいた友だちが、さりげなく私が逃げるためのスペースを作ってくれたの。
前田 そういう些細なことが嬉しかったりするよね。
櫻井 私も仕事で指にかすり傷ができたときに、隣の席の女性が、さりげなく絆創膏をくれたことが嬉しかったな。
前田 旅先とかはどう? この間、朝にホテルをチェックアウトしたんだけど飛行機に乗るまでに時間がかなりあって。そこでホテルのラウンジに行ったら、「待つのに使っていいですよ」と快く受け入れてくれたの。しかも食事までさせてくれて…。本当にありがたいって思った。
櫻井 前に同期の女子だけで韓国に旅行をしたときに、ゲリラ豪雨みたいなのに遭って雨宿りをしていたのね。そうしたら見知らぬおじさんが段ボールを持ってきてくれて、それをかぶりながら駅まで行ったんだ。しかも、その様子を見た男性が道を案内してくれるし。国境を超えた親切に、心が温かくなったよ。
横尾 旅先でのトラブルって心細いから、助けてもらえると安心するよね。私も探していたお店が見つからなくて近くにいたお姉さんに聞いたら、お茶の最中にもかかわらず、嫌な顔ひとつせず教えてくれたよ。
前田 そうそう、いつも実家に帰ると親が大量に料理を持たせてくれるんだけど、それってよく考えると本当にありがたいことだよね。いいお肉を使ったカレーとか…。親って偉大。
横尾 親切というか愛というか。無償でそこまでしてくれるのってすごいことだよね。でもさ、自分から親切にするのって、勇気が必要だったりしない? 知らない人に席を譲るときとか“断られたらどうしよう”って。
前田 たしかに。タイミングも大切だし…。
櫻井 悪いことじゃないはずなのにね。でも、だからといって放っておくと後悔するし。“声をかければよかった”って。
横尾 そう思うと、勇気が必要でも、困っている人に気づいたら親切にするのが気持ちいい。断られたら、しょうがないって割り切ればいいし。
前田 自分が声をかけてもらったら、絶対嬉しいもん。
横尾 心身ともに救われるから、やっぱり親切は進んでやろうって思ったよ。

 
写真・森山祐子 文・重信 綾